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週明け 関東で「春一番」吹く可能性

2019/02/02 20:14 ウェザーニュース

明日2月3日(日)から4日(月)にかけて、低気圧が発達しながら日本海を東進します。低気圧に向かって暖かな南風が吹き、関東地方は気温がかなり上がる予想です。

東京の4日(月)の最高気温は16℃と4月上旬並の予想です。桜が満開になる頃と同じくらいの陽気となりそうです。

「春一番」となる可能性も 花粉にも注意

関東地方では春一番が吹いたと発表される可能性があります。

関東地方における春一番の定義は、
 ・立春から春分までの期間
 ・日本海に低気圧がある
 ・強い南よりの風(東京で風速8m/s以上)が吹き、気温が上がる
となっています。

今年は2月4日(月)が立春で、風も強まるため、いずれの条件も満たすものとみられます。立春当日に春一番が吹くことは過去に例がなく、これまでで最も早い記録となる可能性があります。なお、春一番は上記のように期間を限定して発表される現象のため、平年との比較はその意味がはっきりしないため行われていません。

暖かくなって風が強く吹くことは、この時期だと花粉が飛ぶことにもつながります。花粉に敏感な方は、念のため対策をしたほうがよさそうです。

春一番は災害発生のリスクも

「春一番」という言葉の響きから、ウキウキした春を連想するかもしれません。ただ、この時期の発達する低気圧は、雪崩、海難事故、火災などの災害をもたらすこともあるため、十分な警戒が必要です。

暖かさは一時的 翌日は最高9℃の予想

予想最高気温の推移
ただ、翌5日(火)は強い寒気が流れ込んで、最高気温は一気に下がります。東京では昼間でも9℃までしか上がらない予想です。急な気温変化で体調を崩さないようご注意ください。

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