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関東南部で雪を見たのはわずか38% 雪かき商品やチェーンの売上に大きく影響も

2019/01/31 14:25 ウェザーニュース

今日31日(木)、東京では1月に入って4日目の降水を観測しました。これは15日以来16日ぶり。例年雨が少ない1月ではありますが、4日しか降水がないのは1942年などの3日に次ぐ記録で、1981年以来の少なさです。

30日(水)〜31日(木)にかけて実施したウェザーニュース独自調査によると、関東南部で「今シーズン、雪を見た」と回答しているのはわずか38%にとどまっています。(5,781人の回答を集計)

市場に大きな影響

家具・ホームセンターの島忠でも天候の影響が売れ行きに影響していると言います。

「昨年1月は首都圏で大雪が降ったため、中野店(東京都)では、雪かき用スコップなど雪かき商品の売れ行きが1月だけで約1000点と絶好調でした。首都圏で最も売れたのは川口店(埼玉県)で、売れ行きは約1600点。昨年は両店ともに品切れ状態でしたが、今年の売れ行きは10数点にとどまっています。

また、スノーブーツも昨年1月は中野店で約250点売れ、すぐに品切れとなりました。メーカーに注文しても在庫切れで追加できませんでした。今年はスノーブーツの販売はほぼゼロの状況です」(島忠商品部)

また、カー用品専門店のオートバックスでは、「昨年12月14日に発表されたチェーン規制の影響で、12月のチェーンの売り上げは都内の店舗で前年同月比200%と2倍に伸びた」といいます。

しかし、1月は苦戦しているようです。「数量ベースでみると1月はスタッドレスタイヤの売れ行きは前年比65%と低迷しています」(オートバックス三鷹店)

今夜は雪が見られるチャンス!

今日31日(木)夕方からは、関東の広い範囲で本降りの雨となります。
強い寒気の影響で、夜からは雪に変わっていき、東京都心や千葉など関東南部の市街地も夜はみぞれや雪になりそうです。芝生や土の上が白くなったり、一時的に道路の一部がシャーベット状になる可能性があります。

また、雨や雪が止んだ後に冷え込んで、濡れたり、雪が積もった道路が凍結する心配がありますので、2月1日(金)の朝も念のため路面の状況に注意が必要です。

キャスターによる動画解説

※ページ内で再生が出来ない場合は、https://youtu.be/KZakjh0lGFQ からご覧ください。