島の風下に「カルマン渦」
宗谷地方の沖にある利尻島の風下には、衛星画像から「カルマン渦」を確認することが出来ます。
上空の低いところを流れる風が何らかの理由で山を乗り越えられず、左右に分かれて山の背後へ回り込みます。山のすぐ後ろは風の流れがほとんどない淀みのような状態となり、風が巻き込むように山の後ろ側に入り込んで雲の渦ができるのです。
利尻島には標高1712mの利尻山があり、この山を回り込んだ風でカルマン渦が出現した形です。
北西風が吹く日の利尻島周辺では、風下側に陸地があるためカルマン渦は見られません。北風や北東の風となる日にしか見られないため、カルマン渦がよく見られるチェジュ島や屋久島に比べると出現頻度は低くなります。
午後になると低気圧が離れ、風が弱まることから、カルマン渦は消えていくものとみられます。
衛星Ch.
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北西風が吹く日の利尻島周辺では、風下側に陸地があるためカルマン渦は見られません。北風や北東の風となる日にしか見られないため、カルマン渦がよく見られるチェジュ島や屋久島に比べると出現頻度は低くなります。
午後になると低気圧が離れ、風が弱まることから、カルマン渦は消えていくものとみられます。
衛星Ch.
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