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フロントガラスの解氷スプレーは手作りできる!

2019/01/28 12:23 ウェザーニュース

寒さが厳しくなってきたこの時期、車に乗ろうとしたらフロントガラスに霜がついて取れない!ということはありませんか。

フロントガラスにカバーをかけておく、霜取りスクレーパー(へら)で削る、デフロスター(窓ガラスの曇り止め装置)で溶かすなど、方法は色々とあります。JAFの解氷テストによると、そのなかでも解氷スプレーが早く解凍するのに最も効果的だそうです。

市販されている解氷スプレーですが、「シュッとひと吹きで解氷できるスプレーは簡単に作れますよ」と、冬山のプロ、日本ケーブル株式会社 企画開発課の山森一一(かずいち)さんが教えてくれました。

コスパが良く簡単な手作りスプレー

材料は「燃料用アルコール」「水」「霧吹き」のみ
「私たちは頻繁にスキー場のリフトのメンテナンスに行くので、作業車のフロントガラスなどの凍結はつきものです。だから解氷スプレーは必須なのですが、買うと500~1000円ぐらいするし、消費量が多いので手作りしています」(山森さん)

“解氷スプレー”が手作りできるとは驚きです!!

「市販のスプレーの成分はほぼアルコールで、ドラッグストアなどで売っているアルコールとほとんど同じです。アルコールランプに使う燃料用アルコールなら500mlで大体250円前後で買えます。このアルコール3に対して水1で薄めてから霧吹きに入れれば出来上がりです。霧吹きはアイロンがけに使うものでも良いですし、『100均』で売っているスプレーボトルでもOKです」(山森さん)

アルコールはワイパーのゴムやボディの塗装に影響がありませんか?

「アルコールはウィンドウォッシャー液にも入っています。スプレーの方が少しアルコール分が多いですが、影響はないようです。心配であればスプレーして解氷したらタオルなどでふき取ればOKです」(山森さん)

車のフロントガラスが凍結しがちな今の時期。簡単に作れる解氷スプレーで、視界をすっきりさせましょう。