正体は”カルマン渦”
拡大ししてみると、渦がよくわかります。
これは”カルマン渦”と呼ばれるもの。山がある島の風下にできる、渦を巻いた状態の雲です。
日本の周辺では、韓国のチェジュ島や鹿児島県の屋久島、北海道の利尻島周辺で見られます。
これは”カルマン渦”と呼ばれるもの。山がある島の風下にできる、渦を巻いた状態の雲です。
日本の周辺では、韓国のチェジュ島や鹿児島県の屋久島、北海道の利尻島周辺で見られます。
発生の仕組み・条件
上空の低いところを流れる風(→)が、山頂を越えず山にぶつかり、後ろに回り込みます。山のすぐ後ろは風の流れがほとんどなく、両脇から回り込んだ風が巻き込むように山の後ろ側に入り込むため、淀むように雲の渦ができるのです。
周辺の風向きがある程度揃っていて、西高東低の冬型の気圧配置の時など、海水温と空気の温度差によって雲が発生する時などに見られます。
今日の場合は…
今日は西高東低の冬型の気圧配置で等圧線も縦じま模様となっています。上空には寒気も流れ込んでいて、東シナ海では雲が次々と発生していました。
さらに上空の低いところでは北北西の風が吹き、チェジュ島にぶつかって、雲が渦巻き状になったと考えられます。
カルマン渦は海上にできることが多いため、なかなか目視することは難しいですが、ひまわり8号による衛星画像でその様子をしっかり捉えていました。
>>衛星画像を見る
さらに上空の低いところでは北北西の風が吹き、チェジュ島にぶつかって、雲が渦巻き状になったと考えられます。
カルマン渦は海上にできることが多いため、なかなか目視することは難しいですが、ひまわり8号による衛星画像でその様子をしっかり捉えていました。
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