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【週刊地震情報】2019.1.13 九州で震度4の地震が立て続けに発生

2019/01/13 13:22 ウェザーニュース

日本域の最近一週間の地震回数は先週に比べて少なくなっています。震度3以上の地震も2回のみですが、いずれも九州。年明けの熊本の地震も含め、九州で強い地震が相次いでいます。(1月7~12日の集計)

国内:種子島近海でM6.0の地震、広範囲で震度4を観測

8日(火)21時39分頃、種子島近海を震源とするM6.0の地震が発生しました。震源の深さは約30kmで、宮崎県日南市や鹿児島県鹿屋市、中種子町などで震度4、宮崎市や鹿児島市を始めとする広い範囲で震度3を観測しました。(速報値ではM6.4でしたが、その後の解析でM6.0となっています。)

種子島近海は日向灘などと同様、フィリピン海プレートがユーラシアプレートに潜り込む領域で、地震のメカニズムは逆断層型です。種子島近海を震源とするM6以上の地震は2005年11月22日(M6.0、深さ146km)以来、浅い震源での同規模の地震としては1999年1月24日(M6.6、深さ40km)以来20年ぶりのことです。

この地震の余震域を見ると、南北方向に狭く、東西方向に広い傾向があります。これは断層の長さ(南北方向)に対し、幅(東西方向)が大きいというで、ずれた長さの割に規模が大きかったと考えられます。

海外:インドネシアでM6.6発生も大きな影響なし

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上は2回発生しています。

最も大きなものは7日(月)にインドネシアで発生したM6.6の地震です。震源が陸地から離れていたため、揺れによる影響はなし。津波も発生せず、被害の発生はありませんでした。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。