ダイヤモンド富士が見えた!
富士山頂に沈む夕日 東京・練馬
2019/01/08 17:27 ウェザーニュース
東京都練馬区より(8日16時30分頃)
冬型の気圧配置となった今日8日(火)は、関東など太平洋側では冬晴れとなり、見通しの良い一日になりました。
夕方には、東京都練馬区から富士山の山頂に太陽が沈む「ダイヤモンド富士」が見られました。
ダイヤモンド富士は、いつ・どこで見える?
明るい部分がダイヤモンド富士が見られるエリア
関東など富士山の東側では、日が沈むタイミングで見ることができ、山梨県身延エリアや長野県南部など富士山の西側では、日が昇るタイミングでダイヤモンド富士を見ることができます。
季節によって日の出・日の入りの位置が変わるため、一つの地点ではチャンスは1年に2回あり、夏至に近い時期は南側のエリア、冬至に近い時期は北側のエリアになります。
秋~冬は時間的に観測しやすい
秋~冬にかけては、日の出は遅く、日の入り時間が早いので、比較的観測しやすい期間です。
ただ、日が傾き始めると、昼間とは打って変わって冷え込んでくるので、寒さ対策はしっかりと行ってください。
東京では八王子など多摩東部エリア
冬至に近づくにつれて、都内で富士山の山頂に太陽が沈むエリアが、23区内より西に移ってきます。
この先では、八王子周辺や、国分寺周辺など、多摩東部エリアが中心となります。多摩川沿いなど、遠方まで見通せる場所があるので、比較的見やすいかもしれません。
ダイヤモンド富士となりそうなのは、24日(土)で16時15分頃。遠景なので富士山が小さく見え、富士山山頂と同じくらいのサイズの太陽が沈んでいきそうです。
山梨では「花の都公園」周辺
富士山周辺で富士山を目の前にダイヤモンド富士を見たいという方は、山梨県の山中湖の西側にある、花の都公園周辺が、富士山に沈む夕日を見ることがでるスポットとなりそうです。
この周辺では、冬至を過ぎ1月中旬頃まで、ダイヤモンド富士が見られるエリアになります。
ただ、時間には注意をしてください。
地平線と富士山との高さの違いにより、日の入り時刻よりも、約1時間も早く山頂に夕日が沈んでいくことになります。
まだ夕焼けに染まる前の青空の中、目の前に見える富士山に、小さな太陽が沈んでいくかたちとなります。
この周辺でダイヤモンド富士を見ようと思った時に、注意しないといけないのは時間です。
この3連休中の山中湖周辺の日の入り時刻は16時40分頃ですが、ダイヤモンド富士となりそうなのは、23日(金)で15時20分頃。地平線と富士山との高さの違いにより、約1時間も早くなっているのです。
まだ夕焼けに染まる前の青空の中、目の前に見える富士山に、小さな太陽が沈んでいきます。
また、この時期は寒さが厳しくなりますので、寒さ対策は万全にして、お楽しみください。
参考資料など
国土交通省関東地方整備局 関東の富士見百景
http://www.ktr.mlit.go.jp/chiiki/fuji100.html