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意外と知らない?降雪と積雪の違いとは

2019/02/01 05:54 ウェザーニュース

冬になると天気予報やニュースで「降雪◯cm」と「積雪◯cm」というのをよく耳にしますよね。
両方とも雪の深さを表しているわけですが、それぞれの違いって気にしたことありますか?

ある時間内か、ある時点かの違い

積雪は、踏み固めたりせず、自然の状態で積もった雪の深さのこと。対して降雪は、ある時間内に積もった雪の深さのことです。

具体例を挙げると、「今夜から明日の朝までに◯cmの雪が予想されています」と天気予報などで言っていた場合、ある時間内に積もった雪の深さを予想しているため、降雪ということになります。

一方、「▲▲市では◯cmの雪が積もっています。」とリポーターの方が実況している時は、現時点で雪が何cm積もっているかということなので、積雪になります。

どうやって計測している?

雪の深さを測るための道具として、積雪計というものがあります。

地面から2~4mの高さに設置された送受波器から、積もった雪面にレーザー光があたります。
そのレーザー光が戻ってくるまでの時間で雪の深さを測るという仕組みです。

1時間前の積雪量と現在の積雪量の差をだせば、降雪量の計測も可能となります。

違いがわかると気象情報の見方も変わる

降雪と積雪の違いを知っていると、除雪作業や外出の計画を立てる時などに役立ってきます。
また、ニュースなどで「◯年ぶりの大雪」と聞いた時に、降った雪の量に注目しているのか、積もった雪の量注目しているのかわかると、災害意識の向上にもつながるのではないでしょうか。

これからはぜひ「降雪」と「積雪」という言葉にも注目して気象情報を確認してみてください。

参考資料など

【参考・参照元】
金沢地方気象台「お天気まめ知識 積雪の深さと降雪の深さ」http://www.jma-net.go.jp/kanazawa/mame/yuki/yuki.html