七草それぞれが持つ健康効果
春の七草は、芹(セリ)、薺(ナズナ=ペンペン草)、御形(ゴギョウ)、繁縷(ハコベラ)、仏座(ホトケノザ)、菘(スズナ=蕪)、蘿蔔(スズシロ=大根)の7種。今ではスーパーなどでも「春の七草セット」を手に入れられます。
「昔の人が科学的に分析したはずはありませんが、七草は今の時期に特に必要な、バランスの良い栄養成分の組み合わせになっていることに驚かされます。
たとえば、セリやナズナには免疫力を高め風邪やインフルエンザを予防するビタミンAや疲労回復に効くビタミンBが含まれていますし、スズナ、スズシロには、消化を助けるアミラーゼやビタミンCが豊富で美肌効果があります。また、食物繊維も豊富なので便秘の解消にもなります」(柴田先生)
「昔の人が科学的に分析したはずはありませんが、七草は今の時期に特に必要な、バランスの良い栄養成分の組み合わせになっていることに驚かされます。
たとえば、セリやナズナには免疫力を高め風邪やインフルエンザを予防するビタミンAや疲労回復に効くビタミンBが含まれていますし、スズナ、スズシロには、消化を助けるアミラーゼやビタミンCが豊富で美肌効果があります。また、食物繊維も豊富なので便秘の解消にもなります」(柴田先生)
今の時期に七草をいただくというのは、冬場の青野菜が少ない時期を乗り切るための先人の知恵なのですね。
「確かに気温が低くて乾燥している今の時期は、風邪もひきやすいし、お肌も荒れることが多いので、七草が持つ健康効果が特に重要だと思います。また年の初めに消化器系の調子を整えられるのもうれしいですね」(柴田先生)
「確かに気温が低くて乾燥している今の時期は、風邪もひきやすいし、お肌も荒れることが多いので、七草が持つ健康効果が特に重要だと思います。また年の初めに消化器系の調子を整えられるのもうれしいですね」(柴田先生)
正月太りの解消にも嬉しい
「正月のごちそうでウエスト周りが気になる方にも七草粥はおススメです。1杯で約140kcal、白米の半分程度しかありませんので、少ないカロリーでおなかを満たすにはもってこいです」(柴田先生)
冬でも青野菜は簡単に入手できる現代ですが、1年に1度は先人の知恵に思いを馳せながら、七草粥をいただいて心身の調子を整えましょう。
冬でも青野菜は簡単に入手できる現代ですが、1年に1度は先人の知恵に思いを馳せながら、七草粥をいただいて心身の調子を整えましょう。