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忙しい年末こそ効率的に! ガスコンロの頑固な汚れを徹底除去

2018/12/29 11:25 ウェザーニュース

年末の大掃除シーズン。毎日使うキッチンは絶対に掃除したい…と思う方も多いのではないでしょうか。
中でも特に「面倒だな」と感じてしまいがちなガスコンロ。ライオンリビングケアマイスターの吉井和美さんに、お手入れのコツを部位ごとに伺いました。

トッププレートのお手入れ

吹きこぼれや油の飛び散りは、ついた直後なら水や薄めた台所用洗剤を含ませた柔らかい布でふき取るだけで簡単に落とすことができます。

しかし、汚れがついてから時間がたって、ふいても落ちない頑固な汚れになってしまった場合は、クリームクレンザーをスポンジにつけ、小さく円を描くようにくるくるとこするとよいでしょう。

画像:ライオン
さらに効果をあげるには、スポンジの代わりに丸めたラップを使うのもおすすめ。クレンザーの粒子が汚れに直接届き、効率よく汚れを落とすことができます。

ベタベタした油汚れが多い場合は、レンジ用洗剤をつけた布でふき取ります。ガスコンロに直接スプレーを吹きかけると部品のすき間からガスコンロの内部に液が入って故障の原因になることがあるので、洗剤は必ず布につけてふきます。

取り外せる部品のお手入れ
(ゴトク、汁受け皿、グリル排気口カバーなど)

画像:ライオン
トッププレート同様ついたばかりの汚れなら、水や薄めた台所用洗剤を含ませたやわらかい布でふいたり、ゴトクや汁受け皿を取り外して台所用洗剤をスポンジにつけて洗えば簡単に落とすことができます。

しかし、汚れがついてから時間が経ってこびりついて頑固になってしまった場合は、温めて汚れをゆるませてからお手入れすると落としやすくなります。

桶などにお湯を張り外した部品を浸けます。桶がない場合は、大きめのビニール袋にお湯と外した部品を入れ、口をしばって浸けおくのでもいいでしょう。火傷をしないように40度前後のお湯を使いましょう。


お湯に浸けている時間を利用してトッププレートのお手入れをすれば、時間が効率よく使えます。

お湯で汚れをゆるませたら、シンクに外した部品を並べ、レンジ用洗剤をスプレーして2、3分おいたあと、スポンジや古くなった歯ブラシでこすります。こげつき汚れが多い場合は、クリームクレンザーを使うとよいでしょう。その場合、スポンジの代わりに丸めたラップを使ってこすると、細かいところまで力が行き届いて効率よく洗えます。

角の部分は古くなったハブラシでこすります。

バーナーキャップのお手入れ

画像:ライオン
バーナーキャップの汚れ、特に目詰まりは、点火不良や不完全燃焼の原因になります。バーナーキャップを外したら穴の目詰まりを確認し、目詰まりがあれば、つまようじや竹串などの細いものやブラシで取り除きましょう。表面の汚れは台所用洗剤で洗います。

温度センサーのお手入れ

画像:ライオン
温度センサーを曲げてしまわないよう必ず片手で支えながら、水に浸して固く絞った布で汚れをふき取りましょう。曲げてしまうとセンサーがうまく働かなくなる可能性があります。

ガスコンロの部品は食洗機でも洗える!

画像:ライオン
取り外せる部品は、食洗機を活用するのもおすすめです。ゴトクや汁受け皿やグリル排気口カバーもそのまま入れられますので、手間いらずです。

キッチンを使った後にこまめに掃除をすればいいと頭では分かっていても、忙しいとついつい後回しにしがち。そんな場合は、汚れがひどくなるまえに、食洗機で洗う習慣をつけるのもいいかもしれませんね。
※注意事項※
・ガスコンロの種類によっては、変色したり傷がついたりするので、ガスコンロの取扱説明書を確認し、目立たないところで試してから使いましょう。また、レンジ用洗剤を使うときは手荒れしないように手袋をつけましょう。

・クリームクレンザーを使う際は、研磨力があがるので傷がつかないように確認しながら力を加減してください。

・ゴトクのように複雑な形をしたものを洗う場合は手を傷つける可能性がありますので、手袋をつけて手を保護しましょう。

・取り外せる部品を食洗機で洗う際、アルミ製のものは変色の可能性があるため入れないように注意しましょう。バーナーキャップはアルミ製の場合がありますので、取扱説明書で確認してください。

参考資料など

情報提供:Lidea (https://lidea.today/articles/961)