facebook line twitter mail

年末寒波 名古屋・京都でも積雪予想

2018/12/25 19:23 ウェザーニュース

27日(木)後半から日本列島の強い寒気が流れ込んできます。28日(金)には北海道上空5000m付近に-42℃以下の第一級の寒気が通過し、冬型の気圧配置が非常に強まりそうです。29日(土)にかけて強い冬型が継続し、日本海側の広い範囲で雪が降って、大雪となる恐れがあります。

特に北陸の山沿いで警戒

特に雪の量が多くなるのが北陸の山沿いで、29日(土)の朝までで70cm以上。その後も冬型が続くため、31日(月)大晦日の朝までには1mを超える雪が降る見込み。北日本も山沿いを中心に大雪となりそうです。

さらに日本海で風がぶつかることで発生するJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う発達した雪雲が通過するタイミングでは、沿岸の市街地でも一時的に雪が強まります。

雪雲の一部は濃尾平野を中心とした東海地方や京都など近畿中部まで流れ込んで、雪を降らせそうです。名古屋市内や京都市内でも積雪の恐れがありますので、十分にご注意ください。

吹雪くところも

風も強く、北日本や北陸の沿岸部は平均で10m/s以上。瞬間的には20~30m/sの暴風に見舞われる所があります。雪が加わると吹雪で視界が非常に悪くなりそうです。

大雪や吹雪、暴風により鉄道や道路、飛行機など各交通機関に影響が予想されます。帰省ラッシュのピークと寒気のピークが重なることになりますので、最新情報の確認や、いざという時の予定の変更も念頭に入れて準備をしておくと良さそうです。