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2018年気象ランキング<風編> 相次ぐ強力台風で記録更新

ランキングで振り返る今年の気象現象

2018/12/26 17:28 ウェザーニュース

今年2018年は、様々な気象災害が多発した一年となりました。そこで、風、雨、暑さ、雪の4つの気象要素ごとのランキングと共に、今年の気象について振り返ってきます。

第1回目は「風」。2018年は風の影響が印象に残る年となりました。

現時点で日本へは台風が5つ上陸。なかでも台風21号は25年ぶりに「非常に強い」勢力を保って上陸し、大きな被害をもたらしました。

今年の最大瞬間風速は台風21号による

今年の最大瞬間風速の上位2地点と5位はいずれも台風21号の通過に観測したものです。和歌山の57.4m/sは1961年の記録を57年ぶりに更新する暴風。トップ10に入らなかったものの、大阪で47.4m/s、神戸で41.8m/sなど近畿の主要都市で暴風が吹き荒れ、被害が発生しています。

3位と4位は台風24号による記録でした。沖縄本島や奄美大島のすぐ西を北上し、危険半円に入ったために各地で風が強まりました。また、24号の和歌山上陸後は関東でも風が強まり、東京で39.3m/s、千葉で41.1m/sを観測。塩害による被害が拡大した点も特徴的です。

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