発生条件は屋内外の気温差と湿度
窓ガラスにつく結露は、部屋の中の水蒸気がガラスの表面で冷やされて水になったもの。つまり、外が寒くなればなるほど、窓ガラスに大量の水滴がつくようになります。
ただ、発生する条件として、気温だけでなく湿度も大きく関係しています。
ただ、発生する条件として、気温だけでなく湿度も大きく関係しています。
湿度80%の場合は気温差3℃で結露が発生
※断熱材など結露対策などを行っていない場合
ここで、結露が発生する条件を湿度ごとに見ていきます。
■湿度が50%の場合
室温10℃のとき、屋外気温0℃
室温15℃のとき、屋外気温5℃
■湿度80%の場合
室温10℃のとき、屋外気温7℃
室温15℃のとき、屋外気温12℃
つまり、湿度が50%の場合は部屋の内外の気温差が約10℃で結露が発生。
一方、湿度が80%の場合は気温差たった約3℃で結露が発生する事になります。
つまり、湿度が高いと、屋内外の気温差が小さい時でも油断は出来ないんです!
■湿度が50%の場合
室温10℃のとき、屋外気温0℃
室温15℃のとき、屋外気温5℃
■湿度80%の場合
室温10℃のとき、屋外気温7℃
室温15℃のとき、屋外気温12℃
つまり、湿度が50%の場合は部屋の内外の気温差が約10℃で結露が発生。
一方、湿度が80%の場合は気温差たった約3℃で結露が発生する事になります。
つまり、湿度が高いと、屋内外の気温差が小さい時でも油断は出来ないんです!
窓だけじゃない!
外壁に面した押入れなども要注意
家の中で最も結露が発生しやすいのは、外気に触れやすい窓ガラス。窓に近いカーテンやカーペットにカビがはえるなど、結露の被害は馬鹿にできません。
また、窓ガラスだけでなく壁にもできます。
気をつけなければならないのは、外壁に面した押し入れ内で、壁が湿気を帯びることにより、布団まで湿っぽくなったり、時にはカビの原因になることもあります。
また、窓ガラスだけでなく壁にもできます。
気をつけなければならないのは、外壁に面した押し入れ内で、壁が湿気を帯びることにより、布団まで湿っぽくなったり、時にはカビの原因になることもあります。
結露を防ぐ3つのポイント
【1】室内に空気の流れをつくる
結露は空気がよどんだ所で起こるので、室内の風通しを良くすることで結露の発生を防ぐことが出来ます。
乾燥した部屋の外の空気を意識的に取り込み、室内に空気の流れをつくって空気がよどまないようにしましょう。
【2】水蒸気が発生しない暖房器具を利用
水蒸気が発生しない電気カーペットや床暖房などの暖房器具を利用するのもおすすめです。
【3】家具を壁から離す
室内の家具を壁から少し離した方が家具の裏側の結露を防げます。また脚つきの家具の方が、より熱や空気の流れがよくなります。
このほか市販の吸湿材を上手に利用するのも有効です。
結露の季節は、まだまだこれからが本番。
風呂の近くの部屋やコンクリートから水分が出やすい完成したてのコンクリート住宅は、とくに結露が発生しやすくなります。
ご自宅の気温や湿度の状況を把握しつつ、上手に結露対策を進めて行きたいですね。
>>この先一週間の最高/最低気温は?