明日9日(日)にかけて、西高東低の冬型の気圧配置が強まり、低気圧と高気圧の間で気圧の傾きが大きくなる影響で、全国的に風が強く吹きます。北日本では吹雪に注意が必要です。

上空1500m付近の気温は、札幌付近でマイナス18℃以下、石川県輪島付近でマイナス10℃以下まで低下する見込みで、12月上旬に流れ込む寒気としては稀な強さです。

北日本の日本海側だけでなく、北陸や近畿北部、山陰なども内陸部を雪の降るところが多くなります。冬型の気圧配置は10日(月)の朝まで続き、北海道や東北、北陸の山沿いでは30cmを超えるような積雪が予想されます。北陸以西では初雪が積雪となるころもありますので、十分注意してください。
» 積雪ピンポイント予想

この寒気の影響で全国的に寒さが厳しくなり、週末から週明けにかけて、昼間の気温が10℃に届かないところがほとんどです。東京都心でも、週明けは1日を通して気温が一桁台となる予想です。出勤時間帯は真冬並みの寒さになりますので、体調管理や服装選びにご注意ください。

11日(火)から12日(水)にかけて、低気圧が西日本から東日本付近を通過する予想で、太平洋側でも雨が降るところがありそうです。

これにより、一時的に冬型の気圧配置は緩みますが、この低気圧が東へ去った後は再び冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に雨や雪が降る日が多くなる予想です。