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滑走可能なスキー場は昨年の3分の1に留まる

2018/12/06 16:09 ウェザーニュース

12月に入り、そろそろスキーやスノーボードの予定を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、今年は暖冬傾向のため雪が少なく、スキー場のオープンが各地で遅れているようです。

オープン地点は昨年の3分の1に留まる

ゲレンデの積雪状況
今年は11月になっても気温の高い状態が続き、北海道の初雪が記録的に遅くなりました。例年ならすでに雪が積もっているエリアにも雪がなく、雪不足のスキー場も目立っています。

◆6日(木)正午の積雪と平年値
 旭川   1cm(22cm)
 湯田   0cm(14cm)
 肘折   0cm(28cm)
 只見   0cm(11cm)
 野沢温泉 0cm(11cm)
 津南   0cm(13cm)

ウェザーニュースによる独自取材では、6日(木)現在、すでにオープンしているスキー場は全国でわずか22地点。
昨年2017年12月6日のOPEN数は66地点だったので、およそ3分の1に留まっていることになります。

当初、岩手県の安比高原では12月1日、新潟県奥只見丸山スキー場は11月下旬、長野県の野沢温泉では11月23日にOPENの予定でした。しかし、雪不足が原因でいずれのスキー場もオープン日が未定の状況のようです。

週末以降のゲレンデの雪は?

10日(月)9時までの積雪予想
明日7日(金)は低気圧が発達しながら北日本を通過。その後は真冬並みの寒気が南下し、冬型の気圧配置が強まります。北海道や東北北部は7日(金)から、東北南部の日本海側や北陸は8日(土)以降、雪が降り、大雪の所がありそうです。

明日7日(金)以降の大雪で、こうしたエリアでもまとまった雪が降りそうです。10日(月)朝にかけて北海道の広い範囲や東北日本海側、北陸の山沿いでは30~50cmの雪が新たに積もる見込みです。東北や北陸などのスキー場周辺でも30cm前後の雪が期待されます。

ただ、こうした寒気の流れ込みは長くは続かず、最新の1か月予報によると12月下旬以降は再び寒気が南下しにくくなる可能性があります。年末年始のスキー場の雪はまだまだ心配です。
>>ゲレンデの滑走状況を確認する