死亡事故の半数は歩行者
2016年の交通事故死者数は3904人で、1949年以来、67年ぶりに3000人台までに減少しましたが、それでも12月は月別で最多の420人でした。過去3年で見ても、12月が圧倒的に多いのです。
警察庁が日没前後1時間の時間帯、いわゆる「薄暮(はくぼ)」に起きた死亡事故を分析したところ、日没が早まる10〜12月の3か月は、日が長い5〜7月の2.6倍でした。また、薄暮や夜間の死亡事故の約半数は歩行者がはねられたりした事故で、散歩や買い物中の65歳以上の高齢者が多かったと言います。
ハイビームが有効
そのため同庁の担当者は「歩行者は反射材付きのコートやシューズを着用し、ドライバーは前照灯の早めの点灯を心がけてほしい」と呼びかけています。
なお、前照灯はハイビーム(上向き)とロービーム(下向き)がありますが、ロービームは前方40m、ハイビームはその2倍以上の100mを照らします。薄暮対策として、通常はハイビームで走行し、歩行者や他車両と行き違うときや前走車の直後を走るときは、ロービームに切り替えて走行するようにしましょう。
なお、前照灯はハイビーム(上向き)とロービーム(下向き)がありますが、ロービームは前方40m、ハイビームはその2倍以上の100mを照らします。薄暮対策として、通常はハイビームで走行し、歩行者や他車両と行き違うときや前走車の直後を走るときは、ロービームに切り替えて走行するようにしましょう。