月と金星が接近
5日(水)の早朝にかけて、南東の低い空で細い月と明けの明星の金星が接近して見えます。
地球照を伴った幻想的な細い月と金星の共演は、数ある月と惑星の接近の中でも随一の美しさ。早起きして見る価値のある光景です。また、月と金星の近くにはおとめ座の1等星スピカも見えます。次回の共演は2019年1月2日です。
地球照を伴った幻想的な細い月と金星の共演は、数ある月と惑星の接近の中でも随一の美しさ。早起きして見る価値のある光景です。また、月と金星の近くにはおとめ座の1等星スピカも見えます。次回の共演は2019年1月2日です。
月と土星が大接近
12月9日(日)の夕方、南西の低い空で細い月と土星が大接近して見えます。
土星は今後、太陽に近づいてしばらく見えなくなるので、今シーズンはこのころで見納めになりそうです。次は2019年2月ごろから明け方の空に見えるようになります。
土星は今後、太陽に近づいてしばらく見えなくなるので、今シーズンはこのころで見納めになりそうです。次は2019年2月ごろから明け方の空に見えるようになります。
ふたご座流星群が極大
三大流星群の一つと言われる「ふたご座流星群」は12月14日(金)に活動が極大となります。予想極大時刻は夜21時ごろで、14日(金)の宵から15日(土)の明け方にかけて最も多くの流れ星が飛ぶと予想されます。
とくに、上弦前の月が沈む14日(金)の深夜以降が観測のチャンス!放射点も高いので、数多くの流れ星が見えると期待されます。空の条件の良いところでは1時間あたり50~60個前後、空が明るいところや視界が開けていないところで実際に見えるのは20~30個ほどと予想されます。流れ星は空のあちらこちらに飛ぶので、防寒の準備を万全にして広く空を見渡してみてください。
毎年12月14日ごろに見られるふたご座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と並ぶ三大流星群の一つ。小惑星ファエトンの通り道を毎年この時期に地球が通過し、そこに残されていた塵が地球の大気に飛び込んで、上空100km前後で発光して見えます。
とくに、上弦前の月が沈む14日(金)の深夜以降が観測のチャンス!放射点も高いので、数多くの流れ星が見えると期待されます。空の条件の良いところでは1時間あたり50~60個前後、空が明るいところや視界が開けていないところで実際に見えるのは20~30個ほどと予想されます。流れ星は空のあちらこちらに飛ぶので、防寒の準備を万全にして広く空を見渡してみてください。
毎年12月14日ごろに見られるふたご座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と並ぶ三大流星群の一つ。小惑星ファエトンの通り道を毎年この時期に地球が通過し、そこに残されていた塵が地球の大気に飛び込んで、上空100km前後で発光して見えます。
水星の観測チャンス
日の出30分前の南東の空(東京)
12月6日(木)頃から24日(月)頃まで、水星が日の出直前の南東の空でたいへん見つけやすくなります。
水星は、普段は高度が低く、見つけるのが難しい惑星。しかし、今月は6日(木)から24日(月)という長い期間にわたって、東京での日の出30分前の高度が10度を超え、たいへん観察しやすくなります。中でも、最大離角前日の14日には、水星は今年いちばんの高度に達します。
日の出前、東側が地平線まで見えるような場所で、方位と高度を頼りに水星を探してみてください。木星の高度が日に日に高くなって見やすくなってくると、木星を目印にして水星を探すことができるようになります。明け方の空はあっというまに明るくなってしまいますので、少し暗いうちから探し始めると良さそうです。貴重な機会に是非見てみてください。
水星は、普段は高度が低く、見つけるのが難しい惑星。しかし、今月は6日(木)から24日(月)という長い期間にわたって、東京での日の出30分前の高度が10度を超え、たいへん観察しやすくなります。中でも、最大離角前日の14日には、水星は今年いちばんの高度に達します。
日の出前、東側が地平線まで見えるような場所で、方位と高度を頼りに水星を探してみてください。木星の高度が日に日に高くなって見やすくなってくると、木星を目印にして水星を探すことができるようになります。明け方の空はあっというまに明るくなってしまいますので、少し暗いうちから探し始めると良さそうです。貴重な機会に是非見てみてください。
12月の満月はコールドムーン
12月は23日2時49分に満月を迎えます。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけていました。12月は、「冬の寒さが強まり、夜が長くなる頃」ということで名付けられています。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけていました。12月は、「冬の寒さが強まり、夜が長くなる頃」ということで名付けられています。
参考資料など
『天文年鑑(2018)』誠文堂新光社
『月刊星ナビ』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
『月刊星ナビ』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/