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焼岳(長野 岐阜)で火山性地震が増加

2018/11/23 22:05 ウェザーニュース

長野、岐阜県境にある焼岳では、22日(木)から火山性地震が増加しています。
気象庁は噴火警戒レベル1の発表を継続していますが、今後の火山活動に注意するよう呼びかけています。

気象庁による解説

焼岳の噴気 2018年11月20日(火)撮影
気象庁の解説によると、焼岳では22日(木)9時頃から、山頂の北西1キロから2キロ付近を震源とする火山性地震が増加しています。

23日(金)19時現在の火山性地震の発生回数(速報値)は以下の通りです。

 22日         61回
 23日 0時から16時  29回
    16時から17時  15回
    17時から18時  85回
    18時から19時  299回

低周波地震や火山性微動は発生していません。また、地殻変動や噴煙の状況に特段の変化はありません。

このことから気象庁は、山頂付近では噴気や火山ガスの噴出に注意し、今後の活動の推移に注意するよう呼びかけています。

焼岳は昨年も火山活動が高まる

上高地から見た梓川と焼岳 2017年8月
焼岳では、2011年に噴火警戒レベルが設定されて以降は、レベル1が継続しています。

近年の焼岳では、2017年8月に空振を伴う地震が発生し、山頂の西側山腹において、およそ100メートル程度まで上がる小規模な噴気が確認されていました。

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