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3か月予報 暖冬傾向変わらずも、一時的な寒気の南下に注意

2018/11/22 05:36 ウェザーニュース

21日(水)に気象庁から発表された最新の3か月予報では、エルニーニョ現象の発生もあり、12月から2月にかけての冬期間は西日本、東日本を中心に気温が平年より高く、暖冬傾向となりそうです。ただ、一時的な寒気の南下はあるため、一冬全体で見ると寒暖の差が大きくなる可能性があります。

西日本、東日本は暖冬傾向が顕著に

気象庁発表にもとづき作成
平均気温は西日本で平年より高め、東日本で平年並みか高い予想となっています。

1か月毎に見ると、特に西日本で1月から2月にかけて高く、暖冬傾向が顕著になりそうです。

一方で北日本は概ね平年並みの予想となっています。

クリスマスや年末年始に寒波か

平均的には西日本や東日本では気温が高めですが、短い期間では寒気の流れ込むことはあります。

今の所、12月後半から1月前半に一時的な寒気の南下が予想され、タイミングによってはクリスマスや年末年始に寒波となるかもしれません。

暖冬とは言え、短期間のまとまった雪の心配はあるので油断は禁物です。

南岸低気圧により太平洋側で雪も

気象庁発表にもとづき作成
また、エルニーニョ現象発生に加え、黒潮の大蛇行が続いていることで、南岸低気圧が増える可能性があります。降水量の予想は関東甲信地方でほぼ平年並みの予想。低気圧の通過と寒気南下のタイミングが合致すれば、大雪の心配があります。

さらに寒暖の差が大きくなると、山間部の多雪地域は雪崩のリスクも高まってきますので、この冬はこまめに最新の情報を確認する必要がありそうです。
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