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【冬の洗顔】あなたの洗い方は間違っていませんか?

2018/11/22 06:23 ウェザーニュース

乾燥が気になる季節になってきました。武里外科脳神経外科(埼玉県春日部市)の皮膚科医師、遠藤光子先生は間違った洗顔方法が乾燥肌を招いていると警鐘を鳴らします。

朝はお湯だけで十分

朝メイクする時は洗顔料を使ってしっかり洗顔する人が多いのですが、遠藤先生によるとそれは良くないと言います。

「過度の洗顔は皮脂と汗などの天然の保湿成分である皮脂膜を落とし過ぎ、かえって皮脂分泌が増えてしまいます。朝の洗顔はお湯だけで十分です。また朝夜問わず、お湯の温度は40℃以下を目安にしてください。

また、シャワーでのすすぎ洗いは厳禁。シャワーの熱いお湯や水圧が過度な刺激となり、必要な皮脂を奪います。手のひらにぬるめのお湯を取ってすすぎましょう」(遠藤先生)

オイルやシートタイプはいけない

様々なタイプが売られている洗顔前のクレンジング。先生のオススメを聞いてみました。

「短時間で化粧がすぐに落ちるオイルタイプや拭き取るだけで済むシートタイプは、洗浄力が非常に強く肌の刺激となるので、乾燥肌の方は避けた方がいいでしょう。

特に乾燥が進むこれからの季節は、保湿成分が配合されているミルクタイプやクリームタイプがオススメです。ウォータープルーフのマスカラなどは落ちにくく、何度もこすると乾燥や色素沈着の恐れがあるので、ポイントメイクには専用リムーバーを使うといいでしょう」(遠藤先生)
乾燥対策には洗う順番にも注意しましょう。

「まず洗顔料をしっかり泡立ててください。泡がクッションになって皮膚と手の摩擦を和らげ、また泡の表面張力が毛穴の奥の汚れを落としてくれます。

クレンジングもそうですが、洗顔料は長く乗せれば乗せただけ皮脂を奪っていきます。Tゾーン(額から鼻)、Uゾーン(あごと輪郭)、頬、目元、口元と、皮脂が出やすい順に洗ってください」(遠藤先生)

タオルで押さえるように拭く

「とにかく、肌への刺激はできるだけ少なくしたいですね。洗顔後タオルでゴシゴシ顔を拭く人もいますが、それも皮脂の落とし過ぎを招き、肌のダメージにつながります。タオルでこするのではなく押さえるように使用してください」(遠藤先生)

洗顔後の保湿は必須

水を拭っておしまい!と満足してしまいがちですが、この時期、保湿は必須です。

「洗顔後の肌は非常に敏感になっていますので、すぐ化粧水などで保湿するようにしましょう。この時期は化粧水だけでなく乳液でしっかりパックしてくださいね」(遠藤先生)

正しい洗顔方法を身につけて、冬もモチモチ肌を維持しましょう。