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【東京】今季初の一桁気温なるか?

2018/11/15 07:59 ウェザーニュース

今日14日(水)は北海道上空に流れ込んだ寒気の影響で、旭川や稚内、網走で記録的に遅い初雪を観測しました。

寒気は一旦抜けていくものの、今夜から明日15日(木)にかけては晴れて放射冷却現象の強まる所が多くなります。

関東から西の各地で今季一番かそれに迫るような冷え込みになりそうです。

最も遅い記録に迫る

東京は予想最低気温が10℃。今季は11月2日に観測した10.1℃が最低で、まだ一桁になっていません。

観測が開始された1875年以降、一桁の気温を観測した最も遅い記録は2000年の11月17日。明日11月15日に下回ったとしても、2012年などに並ぶ過去3番目の遅さになります。

<東京の初一桁の遅い記録>
 2000年11月17日
 2011年11月16日
 2012年11月15日
 2005年11月15日
 1989年11月15日

これまでの上位の記録はいずれも大手町における観測によるものです。2014年に移転した北の丸公園は大手町に比べて11月の最低気温で比べると平均で1.6℃低く、これを踏まえるとかなり遅いと言えます。

<参考>11月の最低気温の平年値(気象庁)
 移転前 9.9℃
 移転後 8.3℃

週末以降は一桁気温も

ただ、週末から来週にかけては寒気が次々に流れ込むため、一桁まで冷え込む日が増えてきそうです。
<GPS検索>ピンポイント天気予報