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ダイヤモンド富士 実は毎日見える!?

2018/11/26 12:30 ウェザーニュース

山梨県山中湖村より(2017年11月10日)

富士山の頂上に太陽が沈んだり、頂上から太陽が昇る姿は、その美しさから「ダイヤモンド富士」と呼ばれています。
この絶景を、見たことありますか?

めったに見ることができないものですが、ちょっとしたカラクリが分かれば、ダイヤモンド富士を見ることができる地点を探すことができます。

ダイヤモンド富士は、いつ・どこで見える?

めったに見ることができないと書きましたが、天気が良ければ、実は毎日どこかで見られるのです。

関東など富士山の東側では、日が沈むタイミングで見ることができ、山梨県身延エリアや長野県南部など富士山の西側では、日が昇るタイミングでダイヤモンド富士を見ることができます。

季節によって日の出・日の入りの位置が変わるため、一つの地点では、チャンスは1年に2回あります。
夏至に近い時期は南側のエリア、冬至に近い時期は北側のエリアになります。

秋~冬は時間的に観測しやすい

秋~冬にかけては、日の出は遅く、日の入り時間が早いので、比較的観測しやすい期間です。

ただ、日が傾き始めると、昼間とは打って変わって冷え込んでくるので、寒さ対策はしっかりと行ってください。

この先、関東近郊でダイヤモンド夕陽が見られるスポットをご紹介します。

東京では八王子など多摩東部エリア

冬至に近づくにつれて、都内で富士山の山頂に太陽が沈むエリアが、23区内より西に移ってきます。

 この先では、八王子周辺や、国分寺周辺など、多摩東部エリアが中心となります。多摩川沿いなど、遠方まで見通せる場所があるので、比較的見やすいかもしれません。

山梨では「花の都公園」周辺

富士山周辺で富士山を目の前にダイヤモンド富士を見たいという方は、山梨県の山中湖の西側にある、花の都公園周辺が、富士山に沈む夕日を見ることがでるスポットとなりそうです。

この周辺では、冬至を過ぎ1月中旬頃まで、ダイヤモンド富士が見られるエリアになります。

ただ、時間には注意をしてください。
地平線と富士山との高さの違いにより、日の入り時刻よりも、約1時間も早く山頂に夕日が沈んでいくことになります。

まだ夕焼けに染まる前の青空の中、目の前に見える富士山に、小さな太陽が沈んでいくかたちとなります。

参考資料など

国土交通省関東地方整備局 関東の富士見百景
http://www.ktr.mlit.go.jp/chiiki/fuji100.html

山中湖村 観光課公式サイト
http://www.vill.yamanakako.yamanashi.jp/index.php

地図ソフト「カシミール3D」