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おうし座北流星群の活動がピーク 流れ星を生中継でお届け

2018/11/12 19:12 ウェザーニュース

■特設ライブカメラの映像を配信中
▼北海道鹿部町

現在、活動のピークを迎えている「おうし座北流星群」。

全国的に雲が多く、流星観測にはあいにくの天気となっているところが多いですが、ウェザーニュースでは北海道鹿部町に超高感度カメラを設置して、21時からおうし座流星群の活動の様子を生中継します。

今夜、お住まいのエリアで観測が難しい方は、ぜひこちらでお楽しみ下さい。

期待できる流れ星の数は?

★出現期間  10月20日~12月10日
★ピーク予想 11月13日

おうし座流星群は、毎年11月12日頃ピークを迎える流星群で、今年のピークは11月13日と予想されています。

期待できる流星数は1時間に5個程度とそれほど活発な流星群ではありませんが、今の時期は同じおうし座の領域に放射点を持つおうし座南流星群や、18日極大を迎える予想のしし座流星群も活動期に入っているため、合わせて1時間に10個程度の流れ星が期待できそうです。

また、12日夜は20時前後に月が沈むため、観測条件としては好条件と言えそうです。

おうし座北流星群の特徴は?

(1)スピードが遅い
おうし座北流星群は、他の流星群の流れ星に比べると速度が遅いという特徴があります。現在、活動期を迎えているしし座流星群(出現期間:11月6日〜11月30日)に比べると、約半分くらいのスピードなので、比較的願い事のしやすい流星群と言えるかもしれません。

(2)火球の出現率が高い
観測できる流星数の割に、火球と呼ばれるひときわ明るい流れ星の出現確率が高い流星群と言われています。過去10年では2008年と2015年に、特に多くの火球が観測されたという記録が残っています。

(3)活動のピークがなだらか
おうし座北流星群の2018年の極大は11月13日頃と予想されていますが、もともと活動のピークがなだらかな流星群であるため、前後数日間の流星出現数はそれほど変わりません。あまり極大の日にこだわらずに、天気や予定などを考慮して、観測する日を決めるのが良さそうです。

流星観測をする時のポイント

流星群に属する流れ星は、「放射点」と呼ばれる天球上の一点から四方八方に流れますが、放射点の近くほど流れ星が多く見えるということはありません。上の図の位置に流星群の放射点がある場合、A〜Cのエリアに流れ星が流れる確率は同じです。

放射点の方向にはあまりこだわらず、空を広く見るようにしましょう。

ただ、放射点から離れるほど長い流れ星が観測できるので、長い流れ星を見たい方は放射点からより遠いエリア(図のC)を見るのがオススメです。

また、晴れているエリアでは夜になると放射冷却が効いて、グッと冷え込むため万全の防寒対策を行うようにしましょう。

明日以降も観測のチャンスあり

上でも記載しましたが、おうし座北流星群は活動のピークが非常になだらかな流星群であるため、明日以降も十分観測のチャンスがあります。

今夜曇りや雨で観測が難しいエリアの方は、晴れた夜に空を見上げてはいかがでしょうか?

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