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北陸で25℃以上の夏日に 石川・小松では11月の記録更新も

2018/11/09 14:21 ウェザーニュース

前線や低気圧に向かって、南から湿った空気が流れ込んでいた北陸地方は、今日9日(金)昼前から雲の隙間に入って日差しが出たことで気温が上昇。

石川県や富山県、福井県の一部で25℃を超える夏日になりました。

11月の最高気温の記録更新も

この3県で11月に夏日となるのは2011年以来、7年ぶりのことです。

石川県の小松では12時に27.1℃を観測して、11月としては統計開始以来1位の記録を更新しています。

雲が途切れ、日が差して気温上昇

ひまわり8号による衛星画像を見ると、ポッカリと雲の穴ができており、この中に入ったタイミングで一時的に日が差しました。
これは通過中の前線が二段構造になっているためと考えられます。

天気図に描かれている寒冷前線の前面にも弱い前線が形成され、風の流れが変わることで、雲に隙間が現れました。
南からの暖かい風が吹いていたことも加わって、小松では9時から12時の間に約10℃も上昇し、記録の更新となりました。

午後はもうひと雨、その後、気温急降下

最新のレーダー画像が表示されない場合は、オリジナルサイトからご確認ください。

午後は後ろ側の雨雲の帯が再び通過するため、ザッと雨の降ることがあります。

夕方以降は前線の通過に伴い気温が急降下する予想です。体感が大きく変化しますので、十分にご注意ください。
>>各エリアの最新の雨雲レーダー
>>今いるところの天気・気温