(1)長時間の入浴
冷え性に効き、健康・美容に良いと言われているお風呂。しかし、あまり長時間浸かっているのは良くないようです。
「肌がふやけた状態は天然保湿成分(NMF)や細胞間脂質セラミドなどが失われて乾燥肌になってしまいます。長時間の入浴後はいつも以上に保湿成分を含む化粧水で水分を入れ、その後に乳液、クリーム、オイルで油分を補いましょう」(遠藤先生)
「肌がふやけた状態は天然保湿成分(NMF)や細胞間脂質セラミドなどが失われて乾燥肌になってしまいます。長時間の入浴後はいつも以上に保湿成分を含む化粧水で水分を入れ、その後に乳液、クリーム、オイルで油分を補いましょう」(遠藤先生)
(2)水分の過剰投入
水分を肌へ過剰に投入すると、皮脂分泌バランスをくずし、保湿機能が低下する可能性があります。特に次のことには注意して、正しくケアするようにしましょう。
【加湿器を顔に近づけたり、誤ったスプレー化粧水の使用】
【加湿器を顔に近づけたり、誤ったスプレー化粧水の使用】
「顔についた水分は、蒸発する際に肌水分も一緒に蒸発させてしまいます。加湿器を顔に近づけるのは避けて下さい。
また、ミスト化粧水もすぐに蒸発してしまうので、注意が必要です。特に無添加ものは保湿成分が少なく、蒸発するときに一緒に肌の水分を奪ってしまいがちなのです。
ただし、ミスト化粧水には、洗顔後の化粧水前のブースター、入浴後のスキンケアまでのつなぎ、皮脂崩れ防止とメイクの仕上げなど、補助的に潤いがほしい時に簡単にムラなく、また手の雑菌を気にする事なくリフレッシュできる利点もあります。
他のものと組み合わせて使うか保湿成分を配合しているものを上手に選ぶようにしましょう」(遠藤先生)
また、ミスト化粧水もすぐに蒸発してしまうので、注意が必要です。特に無添加ものは保湿成分が少なく、蒸発するときに一緒に肌の水分を奪ってしまいがちなのです。
ただし、ミスト化粧水には、洗顔後の化粧水前のブースター、入浴後のスキンケアまでのつなぎ、皮脂崩れ防止とメイクの仕上げなど、補助的に潤いがほしい時に簡単にムラなく、また手の雑菌を気にする事なくリフレッシュできる利点もあります。
他のものと組み合わせて使うか保湿成分を配合しているものを上手に選ぶようにしましょう」(遠藤先生)
【フェイスマスクを乾燥するギリギリまで貼る】
「保湿パックやマスクの集中ケアは時に必要ですが、長時間つけていれば良いというものではありません。水分は乾燥したほうに移るため、縁がパリパリになるほどマスクをつけていれば肌の水分はマスクに吸収されて肌の水分が失われます。規定の時間を守り、絶対にマスクをつけたままで眠らないようにしてください」(遠藤先生)
【多量の化粧水をパッティングする】
「薄い角質層に化粧水が浸透する量は限られています。つけすぎは本来の皮脂分泌バランスをくずし、保湿機能が低下する恐れがあります。セラミドなどを含む化粧水を適量、パッティングでなく顔を包み込むようにするハンドプレスでなじませるといいでしょう」(遠藤先生)
「保湿パックやマスクの集中ケアは時に必要ですが、長時間つけていれば良いというものではありません。水分は乾燥したほうに移るため、縁がパリパリになるほどマスクをつけていれば肌の水分はマスクに吸収されて肌の水分が失われます。規定の時間を守り、絶対にマスクをつけたままで眠らないようにしてください」(遠藤先生)
【多量の化粧水をパッティングする】
「薄い角質層に化粧水が浸透する量は限られています。つけすぎは本来の皮脂分泌バランスをくずし、保湿機能が低下する恐れがあります。セラミドなどを含む化粧水を適量、パッティングでなく顔を包み込むようにするハンドプレスでなじませるといいでしょう」(遠藤先生)
(3)リップクリームの使いすぎ
冬は欠かせないリップクリーム。常に肌身離さず持ち歩き、乾燥を感じたらすぐ塗る!という使い方は唇を痛めているかもしれません。
「同僚の女医さんで、お気に入りのリップクリームをグリグリ使用しているうちに唇が荒れてしまい、中止したら治ったことがありました。唇は角層が薄いのでリップクリームで乾燥を防ぎますが、グリグリ塗ると唇の周りまで荒れてしまいます。唇の縦シワに沿って1回塗るだけで十分です。メントールも刺激になることもあるので気をつけてください」(遠藤先生)
間違えがちな肌のお手入れ。正しいやり方をマスターして今年の秋冬の乾燥から肌を守ってあげましょう。
「同僚の女医さんで、お気に入りのリップクリームをグリグリ使用しているうちに唇が荒れてしまい、中止したら治ったことがありました。唇は角層が薄いのでリップクリームで乾燥を防ぎますが、グリグリ塗ると唇の周りまで荒れてしまいます。唇の縦シワに沿って1回塗るだけで十分です。メントールも刺激になることもあるので気をつけてください」(遠藤先生)
間違えがちな肌のお手入れ。正しいやり方をマスターして今年の秋冬の乾燥から肌を守ってあげましょう。
参考資料など
取材:武里外科脳神経外科(http://www.takesato-clinic.com/index.html)、遠藤光子先生