大きく分けてサバは3種類
「確かに昔に比べればサバの値段は上がっています。以前は1匹200円前後で買えたものが、今は1000円以上になることもよくあります。今、出回っているサバは大体3種類なのですが、中でも高いのは『マサバ』で、お手軽さでは『ゴマサバ』がオススメですね」(内海さん)
サバはみな同じに見えますが、3種類あるとは驚きです。それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
サバはみな同じに見えますが、3種類あるとは驚きです。それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
「『マサバ』は背中に模様があり、模様の境目から下のお腹が真っ白なのが特徴です。これによく似たのが『ゴマサバ』です。『ゴマサバ』は『マサバ』同様、背中に模様がありますが、模様の境目から下の腹の部分にゴマがふいたようなグレーの斑点があるのが特徴です。
「また、ほとんどが加工品として流通しているのが『タイセイヨウサバ』です。背中にくっきりとした『くの字』があって黒い斑点があるのが特徴で、体は『マサバ』に比べるとスマートな感じがします」
それぞれ模様の特徴から見分けられることが分かりました。また、脂のノリや身の締まり具合などから、それぞれ味も変わってくると言います。
王者は「マサバ」、「ゴマサバ」も健闘
「サバは秋から冬が旬で、脂のノリが抜群になります。中でも『マサバ』が王者ですね。脂がたっぷりのっていても決してくどくなく、身は繊維質がしっかりしてしゃきっとした食感がありながら、固くなくふっくらとしています。関サバや金華サバ、松輪サバなど地名がついたブランド魚として高値で取引されるものもあります。
『マサバ』に比べて手頃なのは『ゴマサバ』です。『マサバ』より多少脂のノリは落ちますが、それでも今の時期はとてもおいしいです。この『ゴマサバ』の写真はうちのものですが、丸々と太って体も大きいので、『マサバ』に負けていないと思いますよ。
これらは刺身や〆サバでいけますが、『タイセイヨウサバ』は、ノルウェー、カナダなどが原産なので、干物や弁当の具材、お惣菜として流通しています」(内海さん)
サバにはDHA(ドコサヘキサエン酸=不飽和脂肪酸)がたっぷり含まれています。これからが最も美味しくなるサバを積極的に摂って冬を乗り切りましょう。
『マサバ』に比べて手頃なのは『ゴマサバ』です。『マサバ』より多少脂のノリは落ちますが、それでも今の時期はとてもおいしいです。この『ゴマサバ』の写真はうちのものですが、丸々と太って体も大きいので、『マサバ』に負けていないと思いますよ。
これらは刺身や〆サバでいけますが、『タイセイヨウサバ』は、ノルウェー、カナダなどが原産なので、干物や弁当の具材、お惣菜として流通しています」(内海さん)
サバにはDHA(ドコサヘキサエン酸=不飽和脂肪酸)がたっぷり含まれています。これからが最も美味しくなるサバを積極的に摂って冬を乗り切りましょう。