国内:紀伊水道でM5.4の地震 緊急地震速報(警報)発表も
2日(金)16時54分ころ、近畿地方で強い地震がありました。震源は紀伊水道、震源の深さは約50km、地震を規模を示すマグニチュードは5.4と推定されます。緊急地震速報では和歌山県で最大震度5弱と推定されたため警報を発表しましたが、実際に観測された震度は最大で4。また、近畿地方の広い範囲で震度3の揺れを観測しました。
紀伊水道から和歌山県沖を震源とする地震で震度4以上を観測するのは2005年11月1日以来、M5以上の規模の地震は1993年3月14日以来です。南海トラフで沈み込んでいる海側のプレート内部で発生した地震と見られます。
今回の地震と懸念されている南海トラフによる巨大地震に直接の関係性は薄いと考えられるものの、こうした地震をきっかけにして、津波に対する備えがとれているかどうか確認しておく必要はあります。
紀伊水道から和歌山県沖を震源とする地震で震度4以上を観測するのは2005年11月1日以来、M5以上の規模の地震は1993年3月14日以来です。南海トラフで沈み込んでいる海側のプレート内部で発生した地震と見られます。
今回の地震と懸念されている南海トラフによる巨大地震に直接の関係性は薄いと考えられるものの、こうした地震をきっかけにして、津波に対する備えがとれているかどうか確認しておく必要はあります。
海外:中南米でM6超の地震が複数回発生
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上は4回発生しています。そのうち3回は中南米を震源とするものでした。その中で最も大きかったのは南アメリカ大陸の南端沖合で発生したM6.3の地震です。
南アメリカプレートと南極プレートの境界付近にあたり、複雑なプレート運動をしているエリアになります。今回の震源より少し北側の南アメリカプレート南縁部ではM7級の大きな地震が発生したこともあります。
南アメリカプレートと南極プレートの境界付近にあたり、複雑なプレート運動をしているエリアになります。今回の震源より少し北側の南アメリカプレート南縁部ではM7級の大きな地震が発生したこともあります。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。