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北日本で冷え込み強く 福島では「だるま朝日」蜃気楼の一種

2018/11/04 08:21 ウェザーニュース

今日11月4日(日)は、北日本を中心に冷え込みが強まり、北海道の札幌と旭川では「初氷」が、網走では「初霜」が観測されました。

福島県南相馬市では、水平線から昇る太陽がΩ形に見える「だるま朝日」が見られました。気温と海水温の温度差が大きくなることで光が屈折して見られる蜃気楼の一種です。
福島県南相馬市(6時28分投稿)

旭川でも氷点下の気温に

今朝の北日本は高気圧に覆われて晴れているところが多くなっています。このため朝は気温が下がり、北海道の陸別町では-4.8 ℃、旭川市では-0.5 ℃、札幌市では4.4 ℃、網走市では4.6 ℃の最低気温を記録しています。

旭川の初氷は平年より20日遅く、昨シーズンより10日遅い観測で、札幌の初氷は平年より8日遅く、昨シーズンより16日遅い観測、網走の初霜は平年より10日遅く、昨シーズンより15日遅い観測でした。

だるま朝日が見られた福島県南相馬市の隣の相馬市では、最低気温が3.8 ℃となっていました。一方、海面水温は15℃程度以上あるとみられ、温度差が大きくなっていたため、だるま朝日が見られたようです。

だるま朝日の出現原理

日没時に見られる「だるま夕日」とあわせて「だるま太陽」とも呼ばれ、秋から冬にかけて、まれに見られる現象です。

空気の密度が鉛直方向に急激に変化している状態の時に風景が歪んで見える「下位蜃気楼」現象によるもので、十分に冷やされた空気の下層が海面により暖められることで空気の密度差が大きくなり、下側に朝陽の虚像が見えることでだるま型になるといわれています。

一方、富山湾で春などに見られる有名な蜃気楼は「上位蜃気楼」と呼ばれ、冷たい海水の上に暖かい空気が流れ込むことで見られるといわれています。