守るための渋さ

そもそも、渋柿のあのなんともいえない渋さは、種子を守るためのものだって知っていましたか?
大事な種子が未熟な時に、カラスなどに食べられてしまっては、柿存続の危機!
ということで、渋味成分でおなじみ「タンニン」が動物たちから種子をがっちりガードしているわけです。
大事な種子が未熟な時に、カラスなどに食べられてしまっては、柿存続の危機!
ということで、渋味成分でおなじみ「タンニン」が動物たちから種子をがっちりガードしているわけです。
なくなるわけではない…?

では、そんな渋い柿が太陽のもとで干されると、どのような変化が起こるのでしょう。
天日干しする前の柿に含まれているタンニンは、水に溶ける性質があります。人間の味覚は、水に溶けたものを感じているので、口に入れた時に苦味を感じてしまいます。
しかし、太陽に干すことで、タンニンが水に溶けない性質へと変身!そのため、食べても苦くなくなるというわけです。
柿の渋さをなくすことを「渋抜き」ということから、干すことで苦味成分が外へ出ると思われがちですが、実際は苦味を感じないものへ変化するというイメージです。
天日干しする前の柿に含まれているタンニンは、水に溶ける性質があります。人間の味覚は、水に溶けたものを感じているので、口に入れた時に苦味を感じてしまいます。
しかし、太陽に干すことで、タンニンが水に溶けない性質へと変身!そのため、食べても苦くなくなるというわけです。
柿の渋さをなくすことを「渋抜き」ということから、干すことで苦味成分が外へ出ると思われがちですが、実際は苦味を感じないものへ変化するというイメージです。
太陽の恵×愛情=優しい甘さ

ただ干せば良い、というものでもない干し柿。
天気や湿度に配慮することはもちろん、水分調整のために柿を揉んであげるなど、長い間丁寧に手をかけてあげることで美味しい干し柿になることができます。
これからの季節は、ぜひ太陽の恵と作り手の愛情で甘くなった干し柿を堪能してみてはいかがでしょうか。
天気や湿度に配慮することはもちろん、水分調整のために柿を揉んであげるなど、長い間丁寧に手をかけてあげることで美味しい干し柿になることができます。
これからの季節は、ぜひ太陽の恵と作り手の愛情で甘くなった干し柿を堪能してみてはいかがでしょうか。
参考資料など
【参考・参照元】
長崎大学大学院医薬学総合研究科 天然物化学研究室「タンニンについて」http://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/lab/natpro/research/tannin.html
一般社団法人 柿国際文化協会 柿の王国「干し柿ができるまで」http://www.kaki-oukoku.jp/hoshikaki/
月刊SORA 2017年11月号 https://weathernews.jp/soramagazine/201711/09/
長崎大学大学院医薬学総合研究科 天然物化学研究室「タンニンについて」http://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/lab/natpro/research/tannin.html
一般社団法人 柿国際文化協会 柿の王国「干し柿ができるまで」http://www.kaki-oukoku.jp/hoshikaki/
月刊SORA 2017年11月号 https://weathernews.jp/soramagazine/201711/09/