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11月15日は七五三 歳ごとに違う"七五三"の意味

2018/11/10 09:18 ウェザーニュース

毎年11月15日は七五三です。
最近では、11月15日前後の週末や各ご家庭の都合の良い日にお参りや記念撮影をする場合が多くなっています。
当日に限らず、10月から11月にかけて、七五三の着物を身につけたお子さんを見かけるのはこのためなんですね。
七五三は、もともと武士の家で行われていた儀式にちなんだもので、数え年で男児なら3歳と5歳、女児なら3歳と7歳の成長を祝う行事です。

男女3歳 は「髪置き(かみおき)の儀」、5歳の男の子に「袴着(はかまぎ)の儀」、 7歳の女の子には、「帯解(おびとき)の儀」や「帯直し」があり、いずれも産土神(うぶすながみ)にお参りしました。

それぞれ、どのような意味があるのでしょうか。

偉い人が着衣を大人仕様に整える

3歳「髪置き」

「髪置き」は、その昔、3歳(数え年なので今の2歳くらいに当たる)までは、子どもの髪を剃っていましたが、3歳になると、髪を剃るのをやめて伸ばし始めるというお祝いでした。

5歳「袴着」

「袴着」は、もとは公家の儀式で男女ともに行っていたらしいのですが、武家の間にもこの儀式が広まると、男子の祝いになったようです。

7歳「帯解き」

そして、「帯解き」は、子どもが着物の付け紐をとって、初めて帯を結ぶお祝いです。
江戸中期以降になると、5歳が男子中心のお祝いになってからは、7歳になった女子を中心とした祝いになったようです。


いずれの祝いも、帯、あるいは袴の腰ひもを親しい人や親戚の中でも、偉い人に結んでもらったそうですから、大人に準じた着衣に整えるという重要な意味を持っていたと思われます。

なお、これらの祝いごとは、地方によりお祝いをする子どもの年齢、儀式の内容に違いがあるそうですが、いずれにせよ、どの祝いも、子どもが一人前の大人になるまでの節目ごとに行われる通過儀礼でした。

実は明治以降の呼び方

ただ、3歳と5歳、そして7歳に行うこれらのお祝いを七五三としてまとめて祝うようになったのは、明治以降、しかも東京でのことと言われています。
七五三という言い方もその時にできたようです。
11月15日に定められたのは、将軍徳川綱吉の子、徳松がこの日にお祝いをしたからという説や七五三を足すと15になるからなど、いろいろな説があるそうです。


時代に合わせて少しずつ形は変われど、この先も日本の大切な文化の一つとして続いて欲しいですね。