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台風26号 進路の鍵は太平洋高気圧とジェット気流

2018/10/23 19:59 ウェザーニュース

台風26号は23日(火)15時現在、トラック諸島の近海を西に時速20kmで進んでいます。中心気圧は970hPa、中心付近の最大風速は35m/sで強い勢力です。
▼台風26号 10月23日(火)15時
 存在地域   トラック諸島近海
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     西北西 20 km/h
 中心気圧   970 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s
>>最新の台風情報

猛烈な勢力へ発達すれば、年間で過去最多に

しばらくは西よりに進みながら発達を続け、26日(金)には中心付近の最大風速が55m/sに達し、猛烈な勢力となる見込みです。今年になって猛烈な勢力の台風はすでに6個発生しており、7個目になると1977年の統計開始以来、最多となります。

週末以降の進路 太平洋高気圧とジェット気流が鍵

台風がこのまま西よりに進んでいくのか、一旦北上して東進するのか依然として予測は分かれている状況です。

鍵をにぎるのは太平洋高気圧とジェット気流。
現在、日本の南海上には太平洋高気圧が大きく勢力を広げていて、台風の行く手を阻んでいます。高気圧の弱まるタイミング、場所により台風の北上タイミングは変化しそうです。また、北上した場合はジェット気流の位置により、東進するタイミングが左右されます。この2つの動向が今後の注目ポイントです。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風26号のイートゥー(Yutu / 玉兎)は、中国が提案した名称で、民話に登場する月のうさぎのことです。

気象予報士による動画解説

※24時間生放送の天気予報専門番組「ウェザーニュースLiVE」より