9月の実況で海面水温はまだ基準値に近く、平常の状態でしたが(上図参照)、大気下層の東風が9月半ばから弱まりつつあり、エルニーニョ現象の兆しが見えてきました。
10月以降はエルニーニョ現象の発生確率が70%と高まり、秋の間にエルニーニョ現象が発生する見込みです。エルニーニョ現象が発生すれば、2016年春以来のことです。
これまでの統計では、エルニーニョ現象が発生した際の冬の天候の特徴は、東日本や西日本の気温が高い(暖冬)ことが挙げられます。
9月末に発表された冬の予想でも東日本、西日本は平年より気温が高めとなっており、冬の訪れがどうなるか注目です。
10月以降はエルニーニョ現象の発生確率が70%と高まり、秋の間にエルニーニョ現象が発生する見込みです。エルニーニョ現象が発生すれば、2016年春以来のことです。
これまでの統計では、エルニーニョ現象が発生した際の冬の天候の特徴は、東日本や西日本の気温が高い(暖冬)ことが挙げられます。
9月末に発表された冬の予想でも東日本、西日本は平年より気温が高めとなっており、冬の訪れがどうなるか注目です。
エルニーニョ現象とは?
中立の状態(エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない)と比べ、東風(貿易風)が弱まることで「エルニーニョ現象」が発生します。
エルニーニョ現象 発生時の特徴
・東風が平常時よりも弱い
・暖かい海水が東へ広がっている
・東部では冷たい水の湧き上りが弱まり、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなる
・エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生するエリアが平常時より東へ移る
>>エルニーニョ/ラニーニャ現象とは?【過去記事】
・暖かい海水が東へ広がっている
・東部では冷たい水の湧き上りが弱まり、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなる
・エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生するエリアが平常時より東へ移る
>>エルニーニョ/ラニーニャ現象とは?【過去記事】