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【世界に誇る絶景】日本三大紅葉名所

2020年の東京五輪を控え、日本への関心が高まっています。私たち日本人が、もっと日本のことを知るため、日本の風景を探っていきます!

2018/10/25 15:41 ウェザーニュース

日本の秋を赤く染める紅葉。今年もやってくる色づきのシーズンを前に、三大紅葉名所と呼ばれるエリアを紹介いたします。

嵐山エリア(京都府)

古くからの町並みや風情が残り、日本らしさを感じられるとして、外国人にも人気のエリアですね。
その中でも嵐山エリアは、山を彩る紅葉はもちろん、渡月橋や保津川(桂川)、嵯峨野トロッコ列車などもあり、季節・風景を体中で楽しむことができます。

※周辺エリアで楽しめます

▼アクセス
JR山陰本線・嵯峨嵐山駅
京福電鉄嵐山本線・嵐山駅
阪急嵐山線・嵐山駅

※詳しくは→京都観光Navi

【ウェザーニューススタッフレコメンド】
嵐山は傾斜が急なので、1本1本の木をしっかりと堪能することができます。また、空や川を含めた景色はコントラストが高く、写真映えも間違いありません。

日光エリア(栃木県)

いろは坂や竜頭ノ滝、中禅寺湖周辺など全国的にも有名な紅葉スポットを揃える日光。標高差もあるため、長期間に渡って楽しめるのも人気の要因かもしれません。

※市内の様々なスポットで楽しめます

※詳しくは→日光市 公式サイト

【ウェザーニューススタッフレコメンド】
とにもかくにも、混雑に注意!いろは坂などは大渋滞となる可能性もあるため、なるべく公共交通機関を利用するなど、回避策を検討して行きましょう。

耶馬渓(大分県)

八つの奇岩を一目で望める一目八景を代表とする紅葉スポット。
しかし、ただの紅葉スポットに留まらず、実は1916年(大正5年)には三保の松原(静岡県)、大沼公園(北海道)と並び日本新三景に選定されているんです。
そもそも美しい風景を紅葉が彩るのですから、美しくない訳がありません!

▼アクセス
中津市から車で約20分

※詳しくは→中津耶馬渓観光協会

葉が色づく条件

葉は以下の条件になると色づき始めるといわれます。

1.気温が低くなる
紅葉は、一般的に朝の最低気温が8℃前後(※)より低くなる日があってから、しばらくして色づき出します。
※この気温はエリアによって異なります。

2.日が短くなる
昼間の時間が短くなることで色づき始めます。
葉は、緑→黄色→赤色と変化していきますが、これは葉の中に含まれる色素の違いによるものです。

・緑色の色素:葉緑素クロロフィル
葉を緑色にしている色素のこと(葉緑素)。光を吸収し、二酸化炭素+水を、酸素+炭水化物に換えるためのエネルギーを供給しています。

・黄色の色素:カロチノイド
葉を黄色にする色素。光からエネルギーを吸収する役割を持ち、そのエネルギーはクロロフィルに運ばれます。

・赤色の色素:アントシアニン
葉を赤色にする色素。熟したリンゴやブドウの皮の赤い色の原因となるものです。
>>紅葉するメカニズム