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新潟県で35℃超 平成最後の猛暑日か

2018/10/07 12:55 ウェザーニュース

韓国南部を進む台風25号に向かって暖かな空気が日本周辺へ引き込まれ、日本列島は季節外れの暑さとなっています。

新潟県上越市のアメダス大潟では、12時30分過ぎに気温が35℃を超えて「猛暑日」となり、10月の日本記録を更新しました。
この連休中の猛暑が「平成最後の猛暑日」となりそうです。
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暖かな空気とフェーン現象が原因

台風や日本海に停滞する秋雨前線に向かって吹く南風により、暖かな空気が日本周辺へ引き込まれ、日本列島の広範囲で気温が上昇しています。また、山の風下となる地域では、フェーン現象によりさらに空気が暖められているものとみられます。

このため、山陰や瀬戸内、北陸などで極端な気温上昇がみられ、13時までに全国の130地点で気温が30℃を上回る「真夏日」となっています。

10月の極値を更新

これまでの10月の最高気温の日本記録は、同じく新潟県の糸魚川で2013年に観測された35.1℃が最高でした。13時の時点で、大潟ではこの記録を上回る35.5 ℃となっており、さらに気温は上昇中です。

(15:00更新)
新潟ではさらに気温は上昇し、14時42分に新潟県三条市では36.0℃を記録しました。

平成最後の猛暑日となるか

今日猛暑となった地域では、明日は北西から涼しい空気が入って気温の上昇は抑えられる予想です。
一方、明日は西風でフェーン現象が起こる関東地方などで気温が上がる予想で、33℃程度の最高気温が予想されています。
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最新の見解では、今年はこの3連休以降で猛暑日が出ることはもう無いものとみられます。

平成最後の月となる来年4月にも気温は上昇することが考えられますが、これまでの4月の最高気温の日本記録は、鳥取県米子で観測された33.7℃となっています。来春、この日本記録を大きく更新しない限りは、今回の台風25号による猛暑日が「平成最後の猛暑日」となりそうです。