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台風25号 韓国に上陸 日本では暴風と気温上昇に注意

2018/10/06 11:25 ウェザーニュース

大型の台風25号(コンレイ)は、今日6日(土)9時50分頃、韓国の南部に上陸しました。
今年韓国に上陸した台風は、黄海から上陸した台風19号に続き、2つ目となりました。1年に複数の台風が韓国に上陸するのは、2012年以来6年ぶりのことです。

▼台風25号 10月6日(土)10時(推定)
 存在地域   対馬市の北西約120km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   //
 移動     北東 40 km/h
 中心気圧   970 hPa
 最大風速   30 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 45 m/s
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日本への影響1:日本海側の強風

9時現在、九州北部の長崎県、佐賀県、福岡県などが、台風25号の暴風域に入っています。進路に近い九州北部や山陰では風が強まり、特に沿岸部などで暴風に警戒が必要です。長崎県内では、30m/sを超える風が観測されています。

台風は韓国南部付近を通過後、日本海で明日7日(日)朝までに温帯低気圧へと性質を変え、北日本に接近し、横断する予想です。温帯低気圧となった後も、中心付近などでは強い風を伴う見込みです。
7日(日)は東北北部や北海道などで風雨が強まりますので、早めに対策を済ませてください。

台風の進路から離れている本州の太平洋側でも、台風の周囲を吹く湿った南風の影響で局地的に雨雲が発達し、短時間の強い雨の降るところがあります。天気の急変に注意が必要です。

日本への影響2:季節外れの暑さ

台風に向かって吹く南風により、暖かな空気が日本周辺へ引き込まれ、日本列島の広範囲で気温が上昇する予想です。
特に、山の風下となる地域では、フェーン現象により30℃を超える「真夏日」となるところがあります。過去に台風が今回と似た進路を進んだ際にも、日本海側では気温が上昇した記録があります。

午前10時現在、愛媛県の松山など全国の32地点で気温が30℃を上回り「真夏日」となっています。季節外れの暑さとなりますので、運動会など外で体を動かす場合は熱中症対策をしっかりと行ってください。
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韓国南部では大雨に警戒

今年8月に韓国に上陸した台風19号に比べると南寄りを進むため、ソウル周辺での雨はそれほど強まらない見込みです。ただ、韓国の南部や東部では、総雨量が300mmを超える大雨となるおそれがあります。沿岸部を中心に6日(土)いっぱいは風の強い状況が続くため、災害の発生に警戒が必要です。
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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風25号のコンレイ(Kong-rey)は、カンボジアが提案した名称で、伝説に登場する少女の名前/山の名前です。