台風25号は、沖縄からは徐々に離れつつありますが、中心の東側には活発な雨雲あり、沖縄本島にかかっています。

また、台風から離れた宮崎県や四国の太平洋側では、南東からの暖かく湿った空気が流れ込む影響で、雨が強まっています。
高知県の窪川では、10時までの1時間に30.5mmを観測。

このあとも風向きがあまり変わらず暖かく湿った空気が流れ込み続けるので、九州や四国、紀伊半島の南東側のエリア雨が続きそうです。
＞＞現在、雨や風が強いところ

台風25号は、このあとも東シナ海を北上して、6日(土)には九州北部にかなり接近し、日本海へ進む予想です。
このため九州北部では、風が強まり、本州の日本海側でも7日(日)にかけて南風が強く吹く見通しです。
＞＞6つの気象機関の予測と影響解説

7日(日)には、東北北部や北海道へと接近し、北日本で強い雨を降らせるおそれがあります。
今日5日(金)午前中に震度5弱の地震もありましたが、北海道胆振東部地震の被災地でも大雨の可能性がありますので、二次災害の発生が懸念されます。

8日(月)までには、温帯低気圧へと変わる見込みです。

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風25号のコンレイ(Kong-rey)は、カンボジアが提案した名称で、伝説に登場する少女の名前／山の名前です。