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使うのはお湯と氷だけ! 簡単にできるキッチンの排水口 におい対策

2018/10/16 16:04 ウェザーニュース

涼しくなる秋は、夏にくらべて「部屋のにおい」に対する意識が低くなりがちです。でも、油断は禁物。特にキッチンの排水口のにおいには、夏に引き続き注意が必要です。

秋も発生しやすい 排水口のにおい

「秋の長雨」といわれるように、10月は雨の多い時季。水回りのバクテリアやカビの活動が活発になるため、排水口の汚れから、においが発生しやすくなります。

そこで手軽にできる基本的な対策を、におい対策の総合コンサルティング会社「日本デオドール株式会社」に教えてもらいました。

生ごみはしっかり密閉

「排水口にたまった生ゴミは、新聞紙などにくるんで水分をしっかりとりましょう。その後、ポリ袋に入れて密閉すれば、においの発生はかなり抑えられます」

バクテリアやカビは、生ゴミをエサにして、におい物質を発生させます。まずはその生ゴミの処理をしっかりすることが大切なんですね。こうした対策は、すでにやられている方も多いでしょう。でも、それだけでは不十分なんです。

熱めのお湯と氷で簡単消臭!?

「排水口のバクテリアやカビの働きを抑えるには、繁殖の適温となる30~40℃にならないようにすることも大切です。まずは熱めのお湯(45℃〜50℃)を洗面器一杯程流して殺菌、その後、排水口に氷をたっぷり入れて、一気に冷やしておくといいでしょう」(日本デオドール株式会社)
市販の洗浄剤を使えばより効果的ですが、頻繁にそれを行うのはなかなか手間がかかるもの。しかしこの方法なら、なるほど簡単にできますね。

とりあえず、「熱めのお湯をかけ、氷をつっこんでおく」。それだけで、大きな消臭効果が得られるのです。

ただし、100℃に近い熱湯を流すと排水管が破損したり変形したりする可能性があるためご注意ください。

秋はにおいを感じやすい時季?

部屋の温度や湿度は、においに大きな影響を与えるといいます。

「人間の嗅覚は、暑さや寒さをあまり感じない18~25℃くらいの温度が、もっとも敏感になると言われています。また、湿度が高くなると壁やカーテンに染み込んでいたにおいが室内に出てきやすくなり、部屋がいつもよりにおう場合があります」(日本デオドール株式会社)

過ごしやすい気温、そして雨の多いこの時季は、まさに、人がにおいに敏感になる季節。排水口のにおいは、「熱めのお湯+氷」で抑えましょう。

参考資料など

取材協力/日本デオドール株式会社