事故件数は秋から増加傾向に
上のグラフは平成27年の事故発生件数と死者数の推移。これを見ると、交通事故の発生数自体は月によってそこまで大きく変化していませんが、死者数は10月から増加しています。
死に至る事故が秋から増えてしまう要因とは一体何なのでしょうか。
死に至る事故が秋から増えてしまう要因とは一体何なのでしょうか。
気をつけるべき魔の時間帯
時間帯別の事故発生数を見ると、最も多いのは16時〜18時。この時間帯は、多くの人の帰宅時間帯にあたるため、必然的に交通量や人の出入りが多くなります。
なおかつ、16時~18時は日が沈んであたりが暗くなる頃。
魔の時間帯とも言われ、ドライバーや歩行者の視認性が下がり、お互いの存在に気づきにくくなってしまうのです。
先程も説明した通り、日没後に急激に暗くなってしまう秋は、特に注意が必要となります。
なおかつ、16時~18時は日が沈んであたりが暗くなる頃。
魔の時間帯とも言われ、ドライバーや歩行者の視認性が下がり、お互いの存在に気づきにくくなってしまうのです。
先程も説明した通り、日没後に急激に暗くなってしまう秋は、特に注意が必要となります。
秋は急に暗くなる!?
上の図は平成29年7月10日、9月10日、10月10日それぞれの17時の明るさを比べたもの。
同じ時間帯ではありますが、10月は真っ暗です。秋は日没時間が早まるため、当然暗くなるのが早くなります。
さらに、夏は日没から約2時間かけて、ゆっくりと夜になっていきますが、秋は日没後約1時間半で夜を迎えます。
このわずか30分の差も交通事故を引き起こす要因となりうるのです。
同じ時間帯ではありますが、10月は真っ暗です。秋は日没時間が早まるため、当然暗くなるのが早くなります。
さらに、夏は日没から約2時間かけて、ゆっくりと夜になっていきますが、秋は日没後約1時間半で夜を迎えます。
このわずか30分の差も交通事故を引き起こす要因となりうるのです。
存在を認識してもらえるような工夫を
高齢者の場合、歩行中の死亡事故が非常に多くなっています。夕暮れ時に徒歩で移動する場合は、反射材をつけるなど遠くからでも存在を認識してもらえるような工夫を行ってください。
また、今では静かに走行できる車が増えていますので、ドライバーはヘッドライトの早期点灯を心がけるようにしてください。
一人ひとりのちょっとした気遣いで、救われる命があるということをお忘れなく。
» ウェザーニュース記事一覧
また、今では静かに走行できる車が増えていますので、ドライバーはヘッドライトの早期点灯を心がけるようにしてください。
一人ひとりのちょっとした気遣いで、救われる命があるということをお忘れなく。
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参考資料など
【参照・参考元】
公益財団法人 交通事故総合分析センター「交通統計 平成27年版」
日産自動車株式会社「おもいやりライト】http://www.omoiyari-light.com/
公益財団法人 交通事故総合分析センター「交通統計 平成27年版」
日産自動車株式会社「おもいやりライト】http://www.omoiyari-light.com/