ここ1ヶ月に4個が集中
特に、ここ1か月で21号、22号、24号、25号が相次いで猛烈な勢力となりました。元々9月から10月は猛烈な勢力まで発達する台風が多く、4割以上が集中しています。これはフィリピンの東海上の海面水温が高い状態を維持していることに加え、夏の太平洋高気圧の勢力が後退し、台風がこの海域を進みやすい環境が整うためと考えられます。
今年も9月に入ってから太平洋高気圧が勢力を弱め、フィリピンの東海上は鉛直シアが小さい(高さによる風の変化が小さい)状況が継続。この海域を進む台風が発達しやすくなっています。
今年も9月に入ってから太平洋高気圧が勢力を弱め、フィリピンの東海上は鉛直シアが小さい(高さによる風の変化が小さい)状況が継続。この海域を進む台風が発達しやすくなっています。
12月に”猛烈”となったケースも
日本の台風シーズンは10月までですが、猛烈まで発達する台風は11月以降もしばしば見られ、フィリピンを襲った2013年30号のように発達するケースもあります。猛烈な勢力の台風はまだ増加するかもしれません。