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【西日本】花粉飛散傾向2019

2018.10.01発表

2018/10/01 15:37 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
近畿山陰山陽四国九州北部九州南部

■近畿

過去10年の花粉飛散量と2019年予想
■夏の天候
2018年の夏は、高気圧の影響で晴れた日が多く、記録的な猛暑となりました。日照時間も平年を大きく上回り、スギ・ ヒノキの雄花の生育に適した条件であったと考えられます。

■飛散量予想
夏の天候と隔年の飛散傾向から、2019年シーズンの予想飛散量は、平年より多い1.11〜1.97倍、2018年シーズンの1.38〜6.67倍となる予想です。 特に、ピーク時は大量飛散の恐れがあります。2014年〜2018年は、飛散量が比較的少ない年が続きましたが、2019 年はここ数年に比べて症状がつらく感じる可能性が高いため、早めの対策がおすすめです。

    平年比 2018年比
滋賀  152%   138%
京都  183%   225%
大阪  183%   667%
兵庫  197%   326%
奈良  111%   204%
和歌山 170%   613%

■山陰

過去10年の花粉飛散量と2019年予想
■夏の天候
2018年の夏は、高気圧の影響で晴れた日が多く、記録的な猛暑となりました。日照時間も平年を上回り、スギ・ヒノキの雄花の生育に適した条件であったと考えられます。

■飛散量予想
夏の天候と隔年の飛散傾向から、2019年シーズンの予 想飛散量は、平年よりやや多い1.32〜1.46倍、2018年シーズンの7.41〜9.25倍となる予想です。特に、ピーク時は大量飛散の恐れがあります。2014年〜2018年は、飛散量が比較的少ない年が続きましたが、2019年はここ数年に比べて症状がつらく感じる可能性が高いため、早めの対策がおすすめです。

    平年比 2018年比
鳥取  132%   925%
島根  146%   741%

■山陽

過去10年の花粉飛散量と2019年予想
■夏の天候
2018年の夏は、高気圧の影響で晴れた日が多く、猛暑となりました。日照時間も平年を上回り、スギ・ヒノキの雄花の生育に適した条件であったと考えられます。

■飛散量予想
夏の天候と隔年の飛散傾向から、2019年シーズンの予想飛散量は、平年よりやや多い1.29〜1.50倍、2018年シー ズンの1.51〜5.08 倍となる予想です。
また、2015年〜2018年は飛散量が平年並か平年以下の年が続きましたが、2019年はここ数年に比べて症状がつらく感じる可能性が高いため、早めの対策がおすすめです。


    平年比 2018年比
岡山  129%   151%
広島  150%   157%
山口  130%   508%

■四国

過去10年の花粉飛散量と2019年予想
■夏の天候
2018年の夏は、高気圧の影響で晴れた日が多く、平年よりもやや暑い夏となりました。日照時間も平年をやや上回り、スギ・ヒノキの雄花の生育に適した条件であったと考え られます。

■飛散量予想
夏の天候と隔年の飛散傾向から、2019年シーズンの予想飛散量は平年並の地域が多く、平年の0.63〜1.46倍、2018年シーズンの2.34〜3.96 倍となる予想です。
2018年シーズンと比べて、症状がつらく感じる可能性が高いため、早めの対策がおすすめです。

    平年比 2018年比
徳島  63%   234%
香川  146%   380%
愛媛  121%   338%
高知  86%   396%

■九州北部

過去10年の花粉飛散量と2019年予想
九州北部では明瞭に“表年”“裏年”が現れない傾向があり、夏の天候が雄花の生育状況に大きく影響すると考えられます。

■夏の天候
2018年の夏は、高気圧の影響で晴れた日が多く、記録的な猛暑となりました。日照時間も平年を大きく上回り、スギ・ ヒノキの雄花の生育に適した条件であったと考えられます。
■飛散量予想
2019年シーズンの予想飛散量は、平年よりやや多い 1.16〜1.54倍、2018年シーズンの1.08〜3.13倍となる予想です。
2018年シーズンと比べて、症状がつらく感じる可能性が高いため、早めの対策がおすすめです。


    平年比 2018年比
福岡  137%   112%
佐賀  145%   113%
長崎  148%   313%
大分  154%   108%
熊本  116%   251%

■九州南部

過去10年の花粉飛散量と2019年予想
九州南部では明瞭に“表年”“裏年”が現れない傾向があり、夏の天候が雄花の生育状況に大きく影響すると考えられます。

■夏の天候
2018年の夏は、平年並に晴れて、平年よりやや暑い夏となりました。スギ・ヒノキの雄花の生育に適した条件であったと考えられます。

■飛散量予想
このため、2019年シーズンの予想飛散量は、平年並の0.77〜1.06倍、2018年シーズンの1.98〜2.75倍になる予想です。
2018年シーズンと比べて、症状がつらく感じる可能性が高いため、早めの対策がおすすめです。

    平年比 2018年比
宮崎  77%   106%
鹿児島 106%   275%

参考資料など

「平年」について
夏の天候:1981年〜2010年の30年間平均
花粉飛散量:2009年〜2018年の10年間平均