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【東日本】花粉飛散傾向2019

2018.10.01発表

2018/10/01 15:33 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
関東北陸・甲信北部東海・甲信南部

■関東
猛暑で6年ぶりの大量飛散の恐れ

過去10年の花粉飛散量と2019年予想
■夏の天候
2018年の夏は、高気圧の影響で晴れた日が多く、記録的な猛暑となりました。日照時間も平年を大きく上回り、スギ・ ヒノキの雄花の生育に適した条件であったと考えられます。

■飛散量予想
夏の天候と隔年の飛散傾向から、2019年シーズンの予想飛散量は、平年の2倍以上となり、非常に多い予想です。また、2018年シーズンと比べても、1.69〜6.83倍となる見通しです。 特に、ピーク時は大量飛散の恐れがあります。2014年〜2018年は、飛散量が比較的少ない年が続きましたが、2019年はここ数年に比べて症状がつらく感じる可能性が高 いため、早めの対策がおすすめです。

     平年比 2018年比
茨城  114%  169%
栃木  258%  566%
群馬  229%  683%
埼玉  311%  482%
千葉  160%  322%
東京  235%  426%
神奈川 229%  564%

■北陸・甲信北部

過去10年の花粉飛散量と2019年予想
■夏の天候
2018年の夏は、高気圧の影響で晴れた日が多く、記録的な猛暑となりました。日照時間も平年を大きく上回り、スギ・ ヒノキの雄花の生育に適した条件であったと考えられます。

■飛散量予想
夏の天候と隔年の飛散傾向から、2019年シーズンの予想飛散量は、平年より多い1.63〜1.97倍、2018年シーズンの2.07〜4.18倍となる予想です。特に、ピーク時は大量飛散の恐れがあります。2014 年〜2018年は、飛散量が比較的少ない年が続きましたが、 2019 年はここ数年に比べて症状がつらく感じる可能性が高いため、早めの対策がおすすめです。
なお、北陸で春に飛散するのは、例年スギ花粉がメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。

     平年比 2018年比
新潟  197%   229%
富山  163%   361%
石川  193%   418%
福井  188%   207%
長野  171%   231%

なお、北陸で春に飛散するのは、例年スギ花粉がメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。

■東海・甲信南部

過去10年の花粉飛散量と2019年予想
■夏の天候
2018 年の夏は、高気圧の影響で晴れた日が多く、記録的な猛暑となりました。日照時間も平年を大きく上回り、スギ・ ヒノキの雄花の生育に適した条件であったと考えられます。

■飛散量予想
夏の天候と隔年の飛散傾向から、2019 年シーズンの予想飛散量は、平年より多い1.22〜2.43倍、2018年シーズンの1.84〜5.47倍となる予想です。 特に、ピーク時は大量飛散の恐れがあります。2014年〜2018年は、飛散量が比較的少ない年が続きましたが、 2019 年はここ数年に比べて症状がつらく感じる可能性が高 いため、早めの対策がおすすめです。


     平年比 2018年比
山梨 243%   340%
静岡 123%   388%
愛知 194%   547%
岐阜 148%   184%
三重 122%   410%

参考資料など

「平年」について
夏の天候:1981年〜2010年の30年間平均
花粉飛散量:2009年〜2018年の10年間平均