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沖縄の雨雲レーダーで障害 回線サーバーダウンで

2018/09/29 14:59 ウェザーニュース

非常に強い台風24号の暴風域に入っている沖縄で、今朝から雨雲の様子を捉えるレーダーに障害が発生しています。この影響で各気象情報のサイトやアプリ上で雨雲レーダーが正しく表示されていない状態が続いています。
こちらが29日(土)お昼すぎの雨雲レーダー画像の上に気象衛星ひまわりの画像を重ね合わせたものです。沖縄本島のすぐ西に台風の眼があり、その周りには白い活発な雨雲が渦巻いているのがわかります。
衛星画像を省き、雨雲レーダーのみにすると、雨雲が一部しか映っていないことがわかります。
台風の中心付近の雨雲もぽっかりと穴が空いている状態になっていて映っていないように見えます。

しばらくはは衛星画像のほうが台風の全体像を正しく把握できそうです。
>> 最新の衛星雲画像

原因は回線の障害

気象庁によると、「今朝7時20分ころから気象レーダーのデータを配信するネットワークを司るサーバーがダウンしており、これにともなう回線障害で画像が正しく表示されていない」ということです。

この根本原因が台風の影響によるものなのかは、まだわかっておらず、復旧の見込みも未定とのことです。

現地では激しい雨を観測

雨雲レーダー以外の雨のデータは観測されていて、12時過ぎのデータでは本島で20mm/hを超える雨となっているほか、13時には本部(もとぶ)41.0 mmの激しい雨を観測しています。

またウェザーニュース会員からの雨の現地報告によると「ゴー」と感じる雨がほとんどで、暴風雨になっていることもわかります。

今夜いっぱいは暴風雨に厳重警戒を

台風はこの後、再び勢力を強めながら北東方向に進む予想です。既に暴風域に入っている沖縄本島は今日の午後、奄美大島には深夜に最接近する見込みです。
沖縄本島では、深夜にかけて暴風域に入ったままで、風雨の強い状態が続く予想です。29日(土)の外出は控えるようにしてください。
>> 最新の台風情報