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関空 再び高潮で浸水の危機 台風24号直撃で

2018/09/28 16:08 ウェザーニュース

前回の台風21号で、高潮によって大きな被害を受けた関西国際空港。

接近中の台風24号も、30日(日)から1日(月)にかけて日本列島を縦断するおそれがあり、高潮の影響が出るのかが懸念されます。
28日(金)昼の時点の予想で、予報円の中心付近を通った場合、30日(日)夕方から夜にかけて大阪付近を通過する予想のため、大阪湾周辺で潮位が高くなる見込みです。

そもそも高潮とは?

台風や低気圧が接近して気圧が低くなると海面が持ち上がったり、強い風によって海岸に海水が吹き寄せられることにより海面が上昇すること。
また、満潮時刻が近いと、さらに潮位が高くなります。

大阪湾で高潮被害が発生しやすい台風の進路

今月4日に上陸し、大阪で過去最高潮位を記録した台風21号を筆頭に、大阪湾に高潮をもたらす台風は、兵庫県付近を北東に進んだものが目立ちます。

2004年台風6号が通過した際は潮位偏差が最大151cm、1998年10号の通過時は188cmに達しました。

満潮時間と台風24号の最接近が重なる予想

28日(金)昼の段階でも、今回の台風24号が大阪の北を通るか南を通るかについては非常に微妙な状況です。

大阪の北側を通った場合は、前回の21号の時に迫るような潮位上昇の恐れがあります。

台風24号が最も接近する30日(日)は、大阪の満潮時刻が21時44分で、天文潮位は67cmです。
満潮のタイミングで高潮が発生した場合、2004年並みでも潮位は200cmを超え、条件次第では300cmに迫ってもおかしくありません。

潮位が300cmに達すると高波も加わって、関西国際空港への浸水が再び心配されます。

台風の中心が大阪の北を通るかと、接近タイミングが大きなポイントになりそうです。