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停滞していた台風24号、再び動き始める 

2018/09/27 21:31 ウェザーニュース

昼頃までほとんど停滞していた台風24号は北西へゆっくりと動き始めました。27日(木)15時現在、宮古島の南東約500kmの海上を北西にゆっくりと進んでいます。
▼台風24号 9月27日(木) 15時現在
 存在地域   宮古島の南東約500km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   非常に強い
 移動     北西 ゆっくり
 中心気圧   955 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 60 m/s
>>最新の台風情報

海面水温の高い領域を進み、勢力盛り返す

27日(木)9時の衛星画像
台風は明日以降は再び海面水温の高い領域を進んで勢力をやや盛り返す見込みです。

沖縄に近づく29日(土)午後は中心付近の最大風速が50m/s、瞬間風速は70m/sを予想しています。その後は段々と東よりに進路を変え、30日(日)には非常に強い勢力を保ったまま九州から四国に接近。10月1日(月)にかけて加速しながら日本列島を縦断する恐れがあります。

南西諸島を通過するタイミングでは台風の動きが遅いため、長時間に渡って暴風や大雨に見舞われる所がありそうです。

遅くても明日28日(金)の午前中くらいまでに対策を済ませておく必要があります。

日本列島を縦断の恐れ
接近前から雨に警戒を

南西諸島を通過後は段々と東よりに進路を変え、30日(日)朝には非常に強い勢力を保ったまま九州に接近。10月1日(月)にかけて加速しながら日本列島を縦断する恐れがあります。
>>3つの気象機関による進路予想と影響予測

西日本、東日本の広い範囲では秋雨前線が活発化することにより台風の接近前の29日(土)から雨が強まり、九州や四国の広い範囲で300mm前後の雨量が予想されます。

山沿いなど500mmを超える所もあるため、雨の対する備えは早め早めに進めてください。台風が大型であることや、加速しながら日本付近を通過することで全国の広いエリアで暴風による影響が出そうです。

台風の進路から少し離れていても、特に東側で強い風となりますので、警戒を怠らないようにしてください。
>>今いる場所の詳しい天気・気温

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風24号のチャーミー(Trami)は、ベトナムが提案した名称で、バラ科の花の名前です。

気象予報士による動画解説

※24時間生放送の天気予報専門番組「ウェザーニュースLiVE」より