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台風21号の教訓踏まえた
台風接近前にできる7つの備え

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2018/10/02 14:50 ウェザーニュース

台風24号が日本列島に接近中で、週末30日(日)には日本列島を縦断していく可能性が高まっています。

前回の台風21号が列島を直撃した際には、関西を中心に暴風により窓ガラスが割れる被害が多発。停電も発生して、生活に大きな影響が出ました。

今回も勢力を保ち本土に接近するため同様の被害が発生するリスクが十分にあります。そこで前回の経験を踏まえ「これは金、土曜日中に備えておくと良さそう」というポイントを7つにまとめました

暴風雨に対する備え

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◆窓ガラスの保護/補強

強風で飛ばされたものが窓を突き破る危険があれば、窓ガラスが割れたときに破片が飛び散るのを防ぐために、内側からガムテープをタテ、ヨコ、ナナメに貼っておくと飛散防止に効果的です。カーテンは閉めておきます。

ベランダに洗濯機を置いている場合は、洗濯槽に水をいっぱいに溜めるなどして風に飛ばされないようにし、ふたやコード、ホースはガムテープなどで本体に固定する。また、ベランダや庭で植木鉢や物干し竿、レジャー用品など飛ばされそうなものは室内に収納する。

屋外の自転車もカバーをかけていると強風で飛ばされたり倒されたりすることがあるので、外しておき、あらかじめ倒しておきます。郵便受けは一時的にガムテープでふさいでおくとよいでしょう。

◆自動車/自転車は屋内に避難

屋外に車を止めている方は屋内の駐車場や貸しガレージなどに、台風が過ぎ去るまで避難させておくことをオススメします。

駐車代がかかるじゃん!という声もありますが、前回の台風では暴風で横転して損傷した車も何台もありました、修理代は1日程度の駐車代と比べ物になりません。

また、できるだけ高台にある駐車場を選びましょう。地下の駐車場などや低い場所は、浸水した場合、水没の恐れがあります。

◆ベランダの排水口、家の周りの側溝や排水溝を掃除する

枯葉やゴミなどは取り除いておく。水はけが悪いと、豪雨時にあっという間に浸水被害を招くことがあります。

停電に対する備え

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停電や断水などライフラインが途絶えたときのことを想定した備えも大切です。

◆光源(懐中電灯など)の確保

被害の状況によっては復旧まで時間を要する可能性もあり、夜以降も電気が使えない場合があります。
停電による不便を少しでも解消するために、まずは懐中電灯などの光源を確保、ちゃんと電源がつくか確認しておきましょう。
懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを乗せれば光が乱反射して周りを照らすことができます。

◆食料の確保

暴風時は基本は外出できません。さらに停電となれば近くのコンビニやスーパーなども営業できない可能性があります。万が一のために保存が効く食料(インスタントやレトルト、缶詰など)を確保しておくことをおすすめします。

またデリバリーサービスの利用は、配達員の安全を十分に確認の上、ご判断下さい。

◆スマートフォンの予備バッテリー

通信・連絡手段の命綱となるスマートフォン。充電ができなくなったときに、バッテリー節約をするのはもちろんですが、予備バッテリーを持っておくとより使用できる時間が確保できます。

◆浴槽やバケツなどに水をためておく

ライフラインが止まった場合、電気やガスは蓄えておけませんが、水はためておけます。断水に備えて、浴槽やバケツなどに水をためておけば、トイレも使えます。

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