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部屋に残る焼き魚の調理臭 簡単に抑える4つのポイント

2018/09/27 11:27 ウェザーニュース

秋は焼き魚のおいしい季節。でも、室内に充満してなかなか消えない魚の調理臭には、困ってしまいますよね。魚の調理臭を完全に消すのは難しいですが、大きく減らす方法はあるはずです。

そこで手軽にできる対策を、におい対策の総合コンサルティング会社「日本デオドール株式会社」に教えてもらいました。

少しの消臭対策で大きな効果!

(1)下準備
生魚は、まな板に新聞紙や牛乳パックなどを広げ、その上で調理してください。調理後は、生ゴミといっしょに丸めてポリ袋へ。
それでもにおいが気になる場合は、ごみの収集日まで冷凍保管しておくとよいでしょう。

(2)調理中
とにかく換気が大事です!
換気扇を回すのはもちろん、換気扇と対角線上の窓も開けて、空気の通り道を作ってあげましょう。

また、グリルの油受け(水を入れるところ)に、片栗粉をといた水(カップ1杯の水に片栗粉を大さじ3~4加え溶いたもの)を入れて調理すると、油といっしょに固まって後かたづけも楽になり、においを軽減することができます。

(3)片づけ
お湯で洗ったほうが汚れは落ちやすいですが、水洗いをおすすめします。お湯で洗うと、グリルに残っていたたんぱく質などが熱変性し、生臭いにおいが発生しやすくなるからです。油分をよくふき取ってから、中性洗剤をつけたスポンジで水洗いしましょう。

また、焼き魚では、レモンやかぼすをしぼる人も多いと思います。料理に使用したこのレモンやかぼすのしぼりかすで、シンクをこすり洗いすると、魚の生臭さを消すことができます。

(4)仕上げ
室内の調理臭は、鼻がなれてしまっているため、食事後はなかなか気づきにくいものです。しかし、室内に調理臭は確実に広がっていますので、消臭剤や消臭スプレーを使っておくとよいでしょう。翌朝のにおいがまったく違います。

ちょっとした対策をおこなうだけで、魚の調理臭をおさえることが可能です。さんまなどの焼き魚がおいしい時季だからこそ、におい対策をしっかりおこなっておけば美味しさも倍増することでしょう。

参考資料など

取材協力/日本デオドール株式会社