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見上げるごとに違う! 気象予報士が選ぶ10月の空

空が大好きなウェザーニュースのスタッフが厳選

2018/09/25 11:06 ウェザーニュース

10月は空の変化がめまぐるしく、色々な空の表情を見ることが出来る時期。空が大好きでたまらないウェザーニュースの気象予報士が選んだ、今月の空をご紹介します。

ナミナミ雲(波状雲)

うねうねと波打つ雲と間に見える青空がとっても印象的
ナミナミ雲は前線面上に出来る雲で、前線面の上下の空気の質が異なることで、空気が波打ち、それに伴って、雲も波打つような変化をすると考えられています。(水面に波が広がるのと同じ現象です)

10月は前線が日本を通過することが多い時期なので、ナミナミ雲を見るチャンスは多くなりそうです。

ケルビン・ヘルムホルツ不安定に伴う雲

見かけた場合はちょっとハッピー♪
ナミナミ雲以上に波っぽい形の雲で、この雲も異なる質の空気が接しており、また風速も異なる場合に発生するもの。ナミナミ雲よりも珍しい雲です。

はけ雲

まさに秋の空!という超爽やかな青空と雲
はけ雲(巻雲)と呼ばれる雲で、一般的な雲の中では最も空の高い所(10000m前後)に出来る雲です。

上空は風が強いため、うっすらと出来た雲が流されて、このような形になります。

この「はけ雲」は、前線が近づいている時や上空をジェット気流が流れている秋に、見られることが多くなります。

七色に輝く雲

太陽の高さや雲を作る氷の形や向きにより輝き方も多種多様
秋は空の高いところに雲が出来やすい時期ですが、高いところに出来る雲は薄いことが多く、そういう雲を太陽の光が通ると、七色の光に別れ、雲が七色に輝くことがたまにあります。

危険な雲

夏のゲリラ豪雨時だけじゃなく10月によくやってくる寒冷前線によっても発生
上の危険な雲はアーチ雲(棚雲)と呼ばれるもので、積乱雲に伴い発生します。
他の雲とは明らかに高さが違う部分にアーチ状に発生しているもので、積乱雲から流れだす寒気と周囲の暖気がぶつかることで発生します。

突風、激しい雨や落雷、気温の急変に注意が必要です。

おまけ、、秋の楽しみと言えば!

10月と言えば北日本や標高の高い山々では紅葉真っ最中。
こんな綺麗な風景も楽しめちゃいますよ♪