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猛烈な台風24号はスピードダウン 沖縄は影響が長引く恐れ

2018/09/25 11:13 ウェザーニュース

猛烈な勢力の台風24号は、25日(火)9時現在、フィリピンの東の海上にあって、西北西にゆっくりとした速度で進んでいます。
中心気圧は915hPa、中心付近の最大風速は55m/sで、現在が発達のピークと見られ、衛星雲画像で見ても、ハッキリとした目が見られます。

猛烈な勢力まで発達した台風は、今年に入って5つめで、1983年の6つに次ぐ、過去2位タイの多さです。
▼台風24号 9月25日(火) 9時現在
 存在地域   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   猛烈な
 移動     西北西 ゆっくり
 中心気圧   915 hPa
 最大風速   55 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 75 m/s
>>最新の台風情報

沖縄は影響が長く続く

台風24号の雲と周辺の高気圧の様子
台風はこれまで西よりに進んでいましたが、ベトナムから南シナ海にかけて勢力を広げる高気圧に行く手を阻まれ、動きが遅くなってきました。
明日26日(水)から27日(木)にかけては、ほとんど停滞しそうです。

南西諸島では太平洋側で、すでに波が高くなっており、長時間影響が継続しそうです。
28日(金)頃からは再び北上を開始し、非常に強い勢力で近づく恐れがあるため、しっかりと対策を行ってください。
>>3つの気象機関による詳しい進路予想と影響予測

東シナ海で東に向きを変え、日本接近の可能性も

世界の気象機関による予測モデル
週末以降の進路は、各国の予測モデルによるシミュレーションの結果を見ると、進路の予想に違いはあるものの、東シナ海で進路を東よりに変えて、本州に近づくコースがやや優勢です。その場合は、強い勢力を保っていると見られます。

また、最新の予想が更新されるたびに、情報が大きく変わることもあります。
予報は期間が近づくにつれて精度が上がるので、今後も最新の情報にこまめに確認するようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風24号のチャーミー(Trami)は、ベトナムが提案した名称で、バラ科の花の名前です。