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十五夜に現れる「お月見どろぼう」とは!?

2018/09/21 10:50 ウェザーニュース

今月24日(月)は中秋の名月・十五夜。
秋のお月見を楽しむ人が多い中、「お月見どろぼう」なる者がいることがわかりました!
一体、どういう者なのか調べてみました。

お月見どろぼうの正体

お月見どろぼうは、各地で行われている子供たちのお月見イベントのひとつ。

中秋の名月(十五夜)に飾られているお月見のお供え物を、この日に限って竿のような長い棒の先に釘や針金をつけてお団子を盗んだそうです。

子供たちは月からの使者と考えられていたといわれ、

・お団子を盗られることは縁起が良い。
・お団子を盗られた農家は豊作になる。
・盗んだお団子を食べた子は長者になる。
・七軒盗んで食べると縁起が良い。

といういわれの元、この日に限り盗むことが許されていました。お供えする側も縁側の盗みやすい位置にお供えするなど工夫していました。
現在では「お月見くださ〜い」、「お月見泥棒でーす」などと声をかけて、各家を回りお菓子をもらう風習が残っています。(以上WikiPedia、スクランブルネットより)


悪者ではなかった(^ ^;)…まるで和風なハロウィン。こんな風習が残っていたんですね!

過去にもウェザーニュース会員からリポートが届いていました。
福島県石川郡:2015-9-27
「この辺りでは「お月見どろぼう」と言って、この日は子供達が近所を廻りお菓子(昔はお供え物)をもらって歩く習慣があります。今日も賑やかに子供達が歩いていました(*^_^*)」


今の時期は、昼間は過ごしやすくても、夜になると涼しくなってきます。お月見やお月見どろぼう(!?)をする際は、羽織るものを準備してお楽しみください。