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大型で非常に強い台風22号 フィリピンを横断

2018/09/15 11:32 ウェザーニュース

15日(土)9時現在、大型で非常に強い勢力の台風22号(マンクット)は、フィリピンのルソン島付近を西進しています。
非常に発達した状態でフィリピンを横断したため、暴風雨や高潮による被害の発生が懸念されます。

▼台風22号 15日(土)9時現在
 存在地域   ルソン島
 大きさ階級  大型
 強さ階級   非常に強い
 移動     西 30 km/h
 中心気圧   940 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 65 m/s
>> 最新の台風情報
気象庁による解析では、ルソン島への上陸直前で、中心気圧は905hPa、最大風速は55m/s、最大瞬間風速80m/sと猛烈な勢力を維持していたものとみられます。
このため、フィリピン北部などでは猛烈な風が吹き、総雨量が500mmに達するほどの大雨となるところがある見込みで、甚大な被害の発生が懸念されます。

台風は上陸したことでやや勢力を落とし、今後は南シナ海を西進して、明日16日(日)には強い勢力で香港の南に進む予想です。香港は「危険半円」と呼ばれる進路の右側に入るため、瞬間的に50m/sを超えるような暴風が吹くおそれがあります。

>> 3つの気象機関の進路・影響予想〔会員メニュー〕

沖縄は大しけ 高波に警戒

沖縄は台風の進路からは離れているものの、南西諸島の太平洋側では波がかなり高くなります。特に先島諸島の沿岸では、波の高さが6m程度の大しけの状態が16日(日)にかけて続くため、マリンレジャーは控えてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風22号のマンクット( Mangkhut / มังคุด )は、タイが提案した名称で、マンゴスチンのことです。